電場と電位①

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 電場(電界と言っても同じ意味)は、力学(重力場)と違って、物体の動きが目に見えないから想像しにくい。でも、物事の捉え方は、力学と同じ。“場”というものが何であるか?これがイメージできれば、怖くない!

 現役の時、もっと早くこれがイメージできていれば、高3の夏休みがもっと楽だったと思う。誰もこのこと教えてくれなかった。電磁気学のところは、本当に、最初のうちは何を言ってるのか、意味不明だった。どうにか、自分なりに解釈して、人に質問して、解釈の間違いを是正して、理解を進めていった。大事なのは、基本や本質です。正しく理解することです。間違ったアプローチは、まぐれでしか良い結果を生みません。良い結果を生む確率を高くするには、やっぱり正しいアプローチですよ。ちゃんと理解すると、問題も解けるようになったしね。

 全然違う話だけど、少年野球で、当時のおっさんコーチに「ゴロは球の落ち際で、グラブを立てて取れ!」って教わった。でも、これ実際やってみると手首を立てるなんて無理だし、グラブの動きがどうしても上から下に動く。だから、トンネルしやすい。それでもおっさんコーチは「グラブは下から上に動かして、立てる!」って言うのね。だけど、ある時、違う大人から「ゴロは球の上がり際で取るんだよ。」って言われたのね。その通りしてみると、自然とグラブ(手首)は立つし、下から上に動く。しかも、取りやすい。やっぱり、間違ったやり方はミスを誘発しやすいと子供ながらに分かったよ。

 話が大きく脱線したので、本題へ。そもそも、物が存在すると、お互いが影響を及ぼし合うということが根本な考え方なの。恋人同士でも、友達同士でも、家族でも存在するから、良くも悪くも影響をし合って、問題が生じるのよ。これを作用反作用と考えても差し支えない。さすがに、心理的なことまでも物理公式では表せないけどね。

 物体が持つ質量による場が、重力場なのね。これは、万有引力の法則が成り立ち、f=maのニュートン方程式が成り立つ。同様に、物体が電荷を持てば、電場が生じるの。この電荷が静止していれば、電場のみが生じ、動けば(電流となれば)磁場が生じるわけですよ。だから、電磁場とか電磁気学とか言う言い方をするのね。磁場については、また後にするとして、電場と電位について説明するね。今回は、電場の途中までね。


  電場の途中までだけど。「場」というものが何なのか?を説明してみました。次回は、電場と電位の根本的な違いの話をするね。

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