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まずは、前回の化学(有機化合物)の解説から!
前回の問題 化学(有機化合物)
<問題>
分子内に不斉炭素を1個もつ化合物Aあり、その分子式はC11H12N2O5である。化合物Aは炭酸水素ナトリウム水溶液に気体を発生しながら溶けた。化合物Aと水酸化ナトリウム水溶液とともに加熱したら、パラ二置換ベンゼンの分子量138の化合物Bが黄色の固体として得られ、希塩酸に良く溶けた。化合物Bをろ過で分離した後、ろ液に希塩酸を加え酸性にし、エーテルで抽出したところ、エーテル層から白色の固体の化合物Cを得た。化合物Cには窒素は含まれず、BもCも不斉炭素を持っていなかった。化合物Aをパラジウム触媒下で水素を用いて還元し、化合物Dを得た。更に、化合物Dを加熱すると高分子化合物Eを得た。化合物A~Eの構造式を示せ。 |
<ヒント>
Aは炭酸水素ナトリウム水溶液に溶けるのでカルボキシル基をもつ。
Aは水酸化ナトリウム水溶液と加熱すると加水分解し、BとCを得るので、Aはエステルまたはアミドである。
BとCはAの加水分解で得られたもので、Cには窒素が含まれない。つまりBにN原子が2個含まれる。
Bは塩酸に良く溶けるので塩基性である。そのことからBはアミノ基をもつことが分かる。
<解答>
なかなか厄介な問題でしたね。Aから考えてBを推測できれば、あとは芋づる式なのですが、正直、官能基の性質が頭に入っていないと解くのは無理ですね。官能基については、確実に頭に入れるようにして下さい。
今週の問題 数学(ベクトル)
<問題>
<ヒント>
(1)起点をAとして下さい。
(2)も同様に起点をAとして(1)の結果を利用して下さい。
(3)はおまけです。
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