TOP > 新着情報 > 今週のチャレンジ問題 > 大学受験物理 > 大学入試難問(物理解答&化学(酸・塩基))

大学入試難問(物理解答&化学(酸・塩基))

カテゴリ

 まずは、前回の物理(熱力学)の解説から!

前回の問題 物理(熱力学)

<問題>

単原子分子の理想気体について、ボルツマン定数をk、1molの分子数をN0として以下の問いに答えよ。

(1)絶対温度Tのとき、理想気体1molの内部エネルギーを求めよ。

(2)体積一定で、理想気体1molの温度を1℃高くするのに必要な熱量を求めよ。

(3)温度一定で、体積を2倍に膨張するとき、1分子あたりの平均運動量は何倍になるか。

(4)圧力一定で、体積を2倍に膨張するとき、分子の平均速度は何倍になるか。

<ヒント>

単原子分子の理想気体の内部エネルギーは1分子あたりU=3/2kTであることを利用しましょう。(4)はボイル・シャルルの法則を考えましょう。

<解答>


熱力学はボイル・シャルルの法則と熱力学の第一法則を駆使すれば、ほとんどの問題は何とかなります。勿論、それだけでは、どうにもならない問題はありますが・・・。エネルギー等分配の法則と等積比熱と等圧比熱、断熱変化をしっかりと理解としておけば、その穴は埋められると思います。

今週の問題 化学(酸・塩基)

<問題>

 濃度未知の酢酸20.0mlを[ア]を用いてとり、[イ]に入れ、水を加えて100mLに希釈した。希釈後の溶液10.0mlを[ア]を用いてとり、[ウ]に入れ、[エ]に入れた0.200mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液で中和滴定したところ、ちょうど中和するのに5.20mLを要した。

 (1)[ア][イ][ウ][エ]に適する器具名を記せ。又、実験においての準備として正しい使い方を以下のa~dの中からそれぞれ1つずつ選べ。

 a 純粋ですすぎ、乾燥した後、使用する。

 b 中に入れる溶液ですすぎ、乾燥した後、使用する。

 c 純粋ですすぎ、ぬれたまま使用する。

 d 中に入れる溶液ですすぎ、ぬれたまま使用する。

(2)滴に用いる指示薬は、フェノールフタレイン又はメチルオレンジのどちらが適正であるかを答よ。又、中和滴定の終点における色の変化を答よ。

(3)希釈する前の酢酸の質量%濃度を求めよ。但し、酢酸の分子量は60とし、溶液の密度は1.0g/cm3として、有効数字2桁で答よ。

<ヒント>

(1)(2)中和滴定に用いる器具は名前と使い方を覚えておきましょう。あと、指示薬の名前と色の変化もです。(3)希釈後10.0mL中の酢酸のモル濃度を求め、そこから希釈前のモル濃度を導き、質量%濃度を求めましょう。

 学習や進路に対する質問等は、お気軽に問い合わせフォームからどうぞ。お待ちしています。

富岡市の総合学習塾
トータルアカデミー
total-academy.net


〒370-2344
群馬県富岡市黒川1807-16
TEL:0274-63-8132

お問い合わせはこちら