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大学入試難問(物理解答&化学29(芳香族))

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 まずは、前回の物理(電位)の解説からです。

先週の問題 物理(電位)

 <問題>

 図のようにxy平面に正方形ABCDがあり、1辺の長さは2L[m]で、辺ABはy軸に、辺BCはx軸に平行であり、中心は原点Oと一致する。クーロン定数をk[N⋅m2/C2]とし、電位の基準は無限遠とする。

(1)A,B,Cの3点に正電荷Q[C]がある場合、以下を求めよ。

 (a)原点Oの電位

 (b)点Dの電位

 (c)点Dに正電荷q[C]を置き、これを原点に移動させるとき、外力がする仕事

(2)A,B,Cの3点に正電荷Q[C]があり、更に原点Oに電荷Q0[C]がある場合、点Aの電荷に対する点B,C,Oの電荷によるクーロン力の合力Fが、x軸と平行になるときのQ0をQを用いて表せ。又、合力Fをk,Q,Lで表せ。

<ヒント>

(1)(2)合成電場はベクトル和で、電位は数値の和になります。(2)は、点Aでの合成電場をx成分とy成分に分解してy成分が0になるときを考えましょう。

<解答>


電荷が作る電場の向きは、正電荷なら遠ざかる向き、負電荷なら近付く向きです。又、電荷には正と負があることが、力学とは異なるところですが、そこに慣れれば大丈夫です。

今週の問題 化学(芳香族)

<問題>

 トルエンを穏やかに酸化すると、銀鏡反応を示す化合物Aを得る。Aを更に酸化させると化合物Bになる。Bを炭酸水素ナトリウム水溶液と反応させると、気体が発生し、化合物Cを得る。

 又、分子式C8H10の芳香族化合物Dを酸化させると化合物Eを得る。Eは加熱すると脱水し、化合物Fとなる。

(1)化合物AがBになるときの反応で、関与する官能基の名称を答よ。

(2)化合物Bと炭酸水素ナトリウム水溶液との反応を化学反応式で表せ。

(3)化合物A,B,C,D,E,Fの構造式と名称を答よ。

(4)化合物EとFの沸点を比べると、Eの沸点の方が高い。その理由を答よ。

<ヒント>

(1)ベンゼン環の側鎖は炭素数に関係なく酸化すると、アルデヒド基を経てカルボキシ基になります。

(2)カルボン酸は炭酸よりも強い酸です。

(4)Gは脱水縮合しています。

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