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大学入試難問(物理解答&化学㉛(遷移元素))

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 お盆明けから芳しくない天気が続きましたが、近頃は良い天気で、気分も良いですよね。それでは、今週のチャレンジ問題!まずは、物理の解答。

先週の問題 物理(回路と電流)

<問題>

 長さl、断面積Sの一様な導線に電圧Vがかけられ、一定の電流が流れている。導体中の自由電子は、電荷-e、質量m、単位体積中にn個存在し、その速度はvで、一定の速さで運動すると仮定する。簡単のため、電子は電界と平行に運動するとする。

(1)速度vに対する抵抗力はkvで表せるとする。(kは定数)このとき、電子1個に関しての力のつり合いの式から、vを求めよ。

(2)導体を流れる電流Iの大きさを求めよ。

(3)(2)の結果とオーム法則より抵抗Rと抵抗率ρを求めよ。

(4)電界が導体の全自由電子に単位時間当たりに行う仕事(仕事率)を求めよ。

<ヒント>

(1)電界Eの中で電荷qが受ける力はf=qE(Eは電界)、また、抵抗力はkv。

(2)電流の定義は、ある断面を単位時間に通過する電気量。[A]=[C/s]

(4)電界が1個の電子に行う仕事率はeEv(仕事は力と変位の内積)なので、そこから考えよう。

<解答>


導線に流れる電流のモデルは、何パターンかありますが、基本的には同じ様に考えれば大丈夫です。電流の定義は、色々なところで利用しますので、そこはしっかり理解して身に付けましょう。

今週の問題 化学(遷移元素)

<問題>

 遷移元素のイオンは有色の錯イオンを形成する性質がある。NH3やCNなどの分子やイオンと[㋐]結合をつくる。これら分子やイオンは[㋑]と言う。Cu2+を含む水溶液にアンモニア水を加えると、最初に[㋒]の青白色の沈殿を生じるが、更に過剰なアンモニア水を加えると沈殿は溶解し錯イオンを形成する。[㋑]の数は錯イオンの中心金属イオンによって決まり、Cu2+では[㋓]個、Ag+では[㋔]個である。

(1)㋐~㋔に当てはまる語句、数値を答よ。

(2)下線部の化学反応式を記せ。又、溶解した溶液の色を答よ。

(3)Cu2+とAg+が形成する錯イオンの形をそれぞれ答よ。ただし、㋑は全て同じものとする。

<ヒント>

錯イオンの配位数、形、色は覚えましょう。

 

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