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大学入試難問(数学解答&物理40(力学の保存則))

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 まずは、前回の数学(微分法・積分法(数学Ⅲ))の解説から!

前回の問題 数学(微分法・積分法(数学Ⅲ))

<問題>

0≤x≤π/2において、曲線y=cosxとこの曲線の接線、2直線x=0, x=π/2によって囲まれた図形の面積の最大値と最小値を求めよ。

<ヒント>

接点のx座標をtとでもして、まずは接線の方程式を求めます。

(0≤t≤π/2)考える面積は2つの部分に分けられますが、どちらも接線が曲線の上側になりますので、0≤x≤π/2の範囲でxについての積分をしましょう。

その結果得られるtの関数の最大値・最小値を求めればOKです。

<解答>


 正直、それほど難しくはありませんが、きちんと図を描いて丁寧に考えて問題を処理して行きましょう。情報処理を正確に行うことが受験では一番大切なことです。

今週の問題 物理(力学の保存則)

<問題>

 滑らかな床の上に質量Mの箱があり、その中に質量mの小球がある。最初、箱も小球も静止しており、箱に速度v0を与え、この向きを正とする。箱と小球は衝突を繰り返すが、箱の壁面と小球と箱の速度は常に垂直であり、そのはね返り係数をe(0<e<1)とする。箱と小球にも摩擦は働かないものとし、次の問いに答えよ。

(1)1回目の衝突後の小球の速度v1と箱の速度V1を求めよ。

(2)n回目の衝突後の小球の速度vnと箱の速度Vnを求めよ。

(3)箱に速度v0を与えてから、n回目までの衝突までに失われた力学的エネルギーを求めよ。

(4)最終的に小球と箱は同じ速度になることを示し、その速度を求めよ。

(5)箱に速度v0を与えてから、(4)の状態になるまでに失われた力学的エネルギーを求めよ。

<ヒント>

(1)(2)運動量保存則とはね返り係数の関係式を立てましょう。

(2)は、はね返り係数の関係からvn-Vnは等比数列になることが分かるはずです。

(3)は頑張って計算しましょう。(4)は0<e<1からvn,Vnの極限を求めましょう。

(5)は(3)の極限を求めても、(4)を利用してもOKです。


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