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生徒作文⑬

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“Fall is the best season for art.” at Total Academy 2023の作文紹介

 ”Fall is the best season for art.” at Total Academy 2023の開催に及んで、生徒達に作文を強制的に書いて貰いました。生徒達が書いてくれた作文をホームページ上でも紹介します。生徒にやらせる以上、やらせた本人である僕も書きましたので、まずは塾長の作文から掲載しました。生徒の作文は、カエルの「基本にかえる!?」の掲載記事としてひとつひとつ紹介します。

部活

  皆さんは部活に所属していますか?私は受験生になって部活を引退しましたが、テニス部に所属していました。みなさんは部活での思い出、頑張ったことはありますか?そして部活を通して成長したなと感じたことはありますか?今回は部活を通しての出来事などを、紹介したいと思います。

 小学校を卒業して、中学生になり部活というものは、楽しいものだと思っていました。部活体験では、見ていて楽しそうに見え、先輩達が和気あいあいと部活を活動していました。それを見て私は、早く部活に入りたいとより一層強く思いました。

 そして、いよいよ入部をしました。始まって早々に走り込みをして、とてもきつく、苦しく、いまにも肺が張り裂けそうになりました。でも、先輩達が頑張っている姿、後輩を引っ張っている姿をみて、かっこいいと思い、自分も先輩のようになりたいと思いました。そこから私は、先輩達に色々とコツなどを教えてもらいました。

 しかし、入部して間もなく、鎖骨を骨折してしまいました。骨折をした時は痛くて、毎晩泣いてしまう程の痛みに、悩まされていました。そんな時、私は先輩達や、同学年の人、顧問の先生たちに、迷惑をかけてしまったと、すごく自分を責めていました。痛みがひき、震えながら久々に学校に行ったのを、よく覚えています。そんな時いち早く部員の先輩達や、顧問の先生たち、同級生の人たちが、暖かく迎えてくれ、涙で視界がぼやけてきました。その時自分は、こんなにも優しい人たちがたくさんいて、入部して良かったと思いました。辛くてやめたいと思っていたあの時の自分のことを今ではバカらしく思えます。

 そこから私は夏の大会で先輩のために頑張り、最終的に先輩達は良い成績を残して、部活を引退しました。その姿をみて、かっこいいと思いました。自分たちもこんなかっこよく引退したいと思いました。その時はまだ中1だったので、部活の目標など詳しく頭の中にありませんでしたが、かっこよく引退していく先輩達を見て、自分もこうなりたいという、新たな部活の目標ができました。そこから、1年、2年と練習し、いよいよ最後の大会になりました。

 団体戦当日、いつもにまして、自分の呼吸の音、心臓の、鼓動の音が、はっきりと聞こえ、息が荒くなっていました。そんな中挑んだ大会では、プレイ一回一回が長く感じ、自分のしたいプレイがうまくいくことが少なく、焦っていたとき、先輩のこんな言葉が、思い浮かびました。「そんなときは一回冷静に深呼吸をし、フォームを整理しよう。」と、こんな言葉を言っていたのを思い出しました。その言葉をきっかけに、段々と、プレイが良くなっていきました。そして、成績は、2位でした。1位がとれず悔しかったですが、顧問の先生、同級生、そして、先輩のおかげで、憧れの先輩のように引退ができ、満足しています。ですが、先輩のようにかっこよく引退できたかと言われると、そうではないと思います。自分達には先輩達が持っていた、独特のオーラがあるとは思えないからです。

 私は、今でも先輩達のようになれるよう、日々努力しています。


中学生

塾長の感想と本日の写真

 部活を3年間、熱心に取り組んだことが窺えます。最後の大会の緊張感が伝わってきます。成績は1位ではありませんでしたが、そこに至るまでの過程を含めて満足したことが分かります。清々しい文章です。

2024.6.21 夏至の月

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