- カテゴリ
ウチのWi-Fiの調子が悪い…。
Wi-Fiの接続が切断されることがしばしば起きるようになった。
実は、無線LANルーターの調子が悪くなり、Wi-Fiの接続が切断されてしまう現象が多くなった。無線LANルーターに接続している機器を数えてみると、パソコン2台、プリンタ1台、タブレット2台、テレビ1台、ブルーレイレコーダー1台、シアターバー1台、洗濯機1台、カメラ2台、ゲーム機1台と計12台である。6月になり、無線LANルーターと接続する機器が増加した。今までのパソコンでは、リモート授業(オンライン授業)を行うには、性能上厳しいものがあるため、新しくパソコンを購入したことは、先々週の「カエルの基本にかえる!?」で記事にしたが、(https://total-academy.net/article/?p=3855)まず、パソコンで1台増加。6月末、10年以上の年月に渡り、使っていた洗濯機が壊れてしまい、新たに購入した。最近の家電製品はアプリと連動していることが多く、今回、折角その機能があるのならと、洗濯機もWi-Fi接続した。そして、洗濯機のついでに、前から欲しいと思っていたシアターバー(サウンドバー)も購入して、これもWi-Fi接続した。つまり、6月の1ヶ月で、無線LANとの接続機器が9台から12台に3台増加したわけである。これだけ接続台数が増えれば、切断も起こりやすいことは想像に難くない。頻繁に接続が切断されてしまうのは、仕事をする上でも、日常生活でも、支障を来してしまうので、新たに無線LANルーターの購入も頭に過ったわけである。しかし、色々と調べているうちにファームウェアを最新のものに更新すれば、調子が良くなる可能性も十分にあるとの記事を見つけたので、それを実践することにしてみた。その結果は、後のお楽しみとして、少しWi-Fiについて調べてみたので、そのことについて述べよう。
Wi-Fiについて調べてみた。
Wi-Fiは無線LAN規格の一種
ケーブルでネットワーク接続する「有線LAN」に対して、電波で接続するのが「無線LAN」である。正直言うと、「無線LAN」と「Wi-Fi」の正確な違いを僕は知らなかった。Wi-Fiは、無線LANの規格の1つとのことで、無線LANの黎明期には、メーカーの異なる機器同士は接続できないということがあり、それを防ぐために「Wi-Fi Alliance」という団体が発足し、無線LANの国際標準規格を制定したという。このWi-Fi規格に準拠した機器同士は、メーカーが異なっても相互に接続することができ、現在発売されている無線LAN機器は、ほとんど全てがWi-Fi規格に準拠している。事実上は「Wi-Fi」=「無線LAN」と考えても差し支えないとのことである。
過去のLAN接続を振り返ってみた。
LAN=Local Area Networkの略称であるが、そう言えば、僕が、最初にパソコンをインターネットと接続したときは、ダイヤルアップ接続で、有線LANだった。今から、20年以上前の話だ。画像をパソコン上の画面に表示するのにも5分以上の時間を要したものだ。次に、ADSL回線に変更したのが17、18年か、それ以上前だったと思うが、そのときも有線LANだった。机の下を這いずり回って、電源コードと電話線と有線LANケーブルに四苦八苦しながら、接続したのを覚えている。15年前くらいには、光回線にしたが、有線LANで接続していた。当時は、今ほど無線LANの接続が安定していたわけではなかったし、試しにプリンタと無線LANで接続したら、写真などのデータ容量が大きいものは途中で印刷がストップしてしまい、これでは仕事にならないと無線接続から有線接続に戻したこともあった。今では、無線LANでプリンタと接続しても、写真も問題なく印刷できるし、高画質の動画の視聴も可能だ。約20年前のダイヤルアップ回線で、たった1枚の写真のアップに5分以上掛かったことを考えるとすごい進歩である。そして、WPSボタン(メーカーによって名称が異なったりするが、因みにバッファロー社はAOSS、NEC社はらくらくスタートボタンと言うらしい。)を押すだけで、接続機器側が対応し、設定を完了してくれる。本当に便利になったものである。
無線接続には、Wi-Fiと移動体用無線システムがある。
無線接続なら全てWi-Fiではなく、大きく分けて2種類ある。ひとつが、Wi-Fiであり、もうひとつが移動体用無線システムだ。いわゆるLTE、4G、5Gなどのことだ。Wi-Fiも移動体無線システムも無線を利用した通信技術だが、大きな違いがある。まず、Wi-FiはWireless Fidelity(ワイヤレス フィデリィティ)の略称だ。対して移動体無線システムLTEは、無線であることには変わりはないが、携帯電話用の通信回線規格である。利用できるのはスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスに限定され、主に各携帯電話会社が所有する基地局をアクセスポイントとして電波を飛ばしている。いわゆる免許制であるわけである。以下に、簡単にWi-Fiと移動体用無線システムの違いを表にまとめてみた。
無線LAN | 移動体用通信システム | |
---|---|---|
通信距離 | 狭い | 広い |
速度と安定性 | 範囲内であれば高速で安定性も高い | 場所や電波状況によってまちまち |
インターネット接続の設定 | 親機側の設定が必要 | ユーザーは気にしなくてよい |
ファイル・プリンタの共有 | 可能 | 不可 |
料金 | 自宅内などであれば無料 | 通常は有料 |
Wi-Fiも進化している!
色々と説明をしたが、そのwi-fiも進化を遂げており、通信規格は、5GHz帯と2.4GHz帯の2つの周波数 の帯域に分けられていて、5GHz帯には「11ac」と「11a」、2.4GHz帯 には「11g」「11b」の4つの規格と、両方の周波数帯で使える「11n」と最新の規格である「11ax」があるとのことだ。11〇〇と言う呼称は、一般の消費者にとって、どれが新しい規格なのかわかりにくいため、「11ax」を「Wi-Fi6」、「11ax」を「Wi-Fi5」と称ることになったらしい。専門的な細かいことは分からないが、5GHz帯は通信速度が速く、動画の再生や大きいファイルの転送も快適であるが、障害物に弱いため、壁や家具などで電波が遮られるとつながりにくい場合があり、2.4GHz帯は、障害物に強いので、壁や扉越しでも電波が届きやすく、Wi-Fiが途切れないが、同じ周波数帯を使用する機器が多いため、5GHz帯に比べて、速度が遅くなる場合があるという。又、通信の高速化を実現するための技術も進んでいるらしい。調べてみたら、今使っている無線LANルーターも、5年くらい前に購入したものだが、最新の超高速通信規格「11ax」の1世代前「11ac」の規格に対応していた。それもあって、新規購入ではなく、ファームウェアを最新のものにアップデートし、それで様子を見ることにした。
結論としては、買い替えることに。
結論であるが、アップデート後も接続が途切れることは修正されなかった。将来的には、接続機器も増えていくわけだから、買い替えをすることにした。今後、家電製品は無線LAN接続可能なものが多くなり、アプリで操作できるようになるだろう。実際、今月、購入したシアターバーには、アレクサというAmazonが開発したAIアシスタントであり、声の入力で、明日の天気や料理の作り方、ニュースなどの情報を聞くこともできたりして、なかなか便利である。只、たまに、アレクサと会話がかみ合わない場合もあったりするが、「アレクサ!なになに?」と聞いたり、頼んだりするだけで、それに応えてくれる。両手が塞がっているときなどは助かる。皆さんのご家庭も、無線LANと接続する機器が増えていると思う。接続が悪いと感じたら、ルーターのファームウェアの更新をしてみると良いかもしれない。それでも駄目なら、今回の僕のように買うしかないと思う。