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カメラの露出時間(シャッタースピード)
カメラは、写真撮影するとき、レンズから光を取り込みます。その光を取り込む時間を露出時間とかシャッタースピード、シャッター速度などと言います。シャッターが開いて閉じるまでの時間です。カメラの他の設定を同じにした場合、露出時間を2倍にすると、光の量は2倍になるわけです。機種によって、最短露出時間は異なりますが、1/4000秒だったり、1/8000秒だったりします。最長露出時間は、無限です。無限と言っても、写真として見せられるものにするためには、限界があります。光の量が多過ぎると、写真が真っ白になってしまいます。白飛びと言われる現象です。そこで、露出時間を長くして撮影したい場合、その白飛びを避けるため、NDフィルター(減光フィルター)と言うものを使います。
今回は、上毛かるたの「滝は吹き割れ、片品渓谷」で有名な吹き割れの滝の写真を露出時間を変えて、撮影しましたので、どうぞご覧ください。
撮影カメラとレンズの紹介
授業動画の撮影で使っているカメラはEOS R6とEOS RP
Eos R6
今回、使用したレンズ📷✨
Canon RF 70-200mm F4 L IS USM(望遠)
露出時間を変えながら撮影してみた!
適正露出(写真が明るすぎたり、暗すぎたりならないよう)にするため、今回はNDフィルター(減光フィルター)をレンズに取り付けて撮影しました。画角は変えずにと考えていたのですが、NDフィルターの取り外しのため、少し画角が変わってしまったことは勘弁して下さい。因みに、露出時間が長いと、手振れを起こしてしまいます。カメラの性能や腕にもよりますが、1/60秒程度より露出時間が長いと、手振れを起こしやすいと考えてください。今回は最長30秒の撮影だったので、三脚を使用しました。手振れが気になる場合は、三脚の使用をお勧めします。
撮影場所:吹き割れの滝(六角堂より)
露出時間長いと、水の流れが糸を引いたように、滝つぼの水流れがまったと柔らかく見えます。短いと、その逆で、水の一滴一滴が描写され、岩肌の質感も伝わってきます。
30秒
8秒
4秒
2秒
1秒
1/2秒
1/4秒
1/8秒
1/15秒
1/30秒
1/60秒
1/125秒
1/250秒
1/500秒
1/1000秒
1/2000秒
1/4000秒
1/8000秒
露出時間によって、同じものが違って見える。
5月最終日、天気が心配でしたが、晴れました。なので、露出時間による違いを皆さんに分かって頂くため、片品渓谷に撮影に行ったわけです。写真を見て頂ければ分かりますが、露出時間が30秒のものと1/8000秒のものでは、全く異なる写真です。どちらも、人間の目には、こうは写らないものです。だから、目で捉えたものが全部ではないと認識させられますよね。どの写真も、まさに真を写しているのですが、異なります。物事は、見方、見る場所だけでなく、時間軸をも考慮すべきだと改めて思います。でも、この時間の流れを考えるというのが、正直、難しいですよね。