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生徒作文⑤

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“Fall is the best season for art.” at Total Academy 2023の作文紹介

 ”Fall is the best season for art.” at Total Academy 2023の開催に及んで、生徒達に作文を強制的に書いて貰いました。生徒達が書いてくれた作文をホームページ上でも紹介します。生徒にやらせる以上、やらせた本人である僕も書きましたので、まずは塾長の作文から掲載しました。生徒の作文は、カエルの「基本にかえる!?」の掲載記事としてひとつひとつ紹介します。

私と部活

 私はついに今年の夏、約2年半頑張ってきた部活動を引退しました。

 私は中学一年生のとき、当時の三年生の先輩に勧誘され、吹奏楽部に入部しました。運動が苦手なので、という軽い気持ちで入った部活でしたが、とても辛いことばかりでした。先輩は厳しく、先生も中々上達しない私の演奏に厳しい言葉を向けました。更に、三年生が引退してすぐの大会で、銅賞をとるという、ここ数年間で最低順位の酷い結果に・・・。これが、私が1番部活を辞めたいなと思った瞬間でした。

 少し絶望を感じていた中、二年生になって初めての後輩ができました。少し上の立場になって先輩として教える、ということが楽しくて仕方なくなり、部活って面白い!と思えるようになりました。段々と先輩とも仲良くなり、自分の腕前も上達してきて、毎日の練習にやりがいを感じるようにもなってきました。そんな中迎えた大会では、沢山の努力の結果、東日本大会に出場することが出来ました。それは、自分にとってとても良い経験になりました。上には上がいることを改めて知ることが出来たし、自分たちに足りなかったことが何なのかも分かりました。

 そして三年生は引退。ついに私たちの代がやってきました。この間まで1年生だったのに。先輩たちがいてくれたのに・・・。初めは何をしていいのかも分からず、凄く怖かったです。仲間であるはずなのに、大会がある度に言い合いになったり、顧問の先生ともぶつかったこともありました。一年生に教えることと、そして自分のことも自分でしなくてはならなかったのでとっても大変でした。

 三年生として出る大会では、去年までの戦績もあっての周りからの期待や、もし酷い結果になってしまったら「去年までは先輩のお陰だったんだ」と思われることが怖くて仕方なかったです。だから必死に練習しました。その練習の結果は報われ、東日本には行けませんでしたが、関東大会で素晴らしい演奏をすることが出来ました。

 長いようで短かった私の部活動はこうして幕を閉じました。これからは勉強です。部活で養った集中力を発揮して勉強できるはずなので、頑張ります。更に部活での経験も生かしていけたらいいなと思います。

中学生

塾長の感想と本日の写真

 部活に真剣に打ち込んでいたことが伝わります。その中での失敗と成功の体験により自分が成長したことが分かります。失敗して失望して苦悩し、惨めな思いをするのも、成功して大きな喜びを感じるのも、そのことに対して真剣にプライドを持って向き合っている証拠です。結果を求めて行動するのですが、結果をコントロールできるわけではないので、求めたい結果にどうアプローチするのかを考え、実践することが肝要だと改めて感じました。良く書けている文章です。

 

2023.10.30 Total Academyにて

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