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大学入試難問(数学解答&物理43(波動))

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 まずは、前回の数学(微分法(数学Ⅱ))の解説から!

前回の問題 数学(微分法(数学Ⅱ))

<問題>

 2曲線y=x3-xとy=x2-aの両方に接する直線の本数をもとめよ。但し、aは定数とする。

<ヒント>

まずは、y=x3-xの接点のx座標をtとおいて、接線の方程式を求めましょう。それがy=x2-aと接することを利用して2次方程式の判別式を考えましょう。

<解答>

 


 方程式の解の個数はグラフの交点の数の関係の典型的な問題です。文字を分離して、f(x)=定数の形にして、交点の数を調べましょう。

今週の問題 物理(波動)

<問題>

 線密度σ[kg/m]の一様な金属線があり、図1の様に左端はAに固定し、右端は支点Bを通して質量m[kg]のおもりCにつなげている。おもりCは最下点で静止している。AB間の距離をL[m]、BC間の距離をR[m]、重力加速度をg[m/s2]とする。

(1)AB間を弾いたところ、基本振動が起こった。このときの振動数f0をm,g,L,σを用いて表せ。

 次におもりCに対して、図2の様に水平方向に力積を加えて鉛直面内で振動させた。このときBC間の鉛直線となす角θの最大角はθ0であった。ただし、θ0は鋭角である。

(2)金属線の張力Sを触れ角のθの関数として、m,g,θ,θ0を用いて表せ。

(3)弦ABの基本振動fをθの関数として、f0,θ,θ0求めよ。

(4)おもりCが振れている間、振動数は1オクターブに渡って変化した。θ0を求めよ。但し1オクターブは振動数比が2である。

<ヒント>

(1)基本振動の波長は2L、弦を伝わる波の速度Vは張力をSとするとV=(S/σ)1/2であり、V=fλの関係を利用して求める。

(2)おもりのエネルギー保存則と向心成分の運動方程式からSを求める。

(3)(1)と(2)の結果を利用する。

(4)(3)の最小値と最大値を求め、その比が2であることを利用する。


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