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この「反応速度」の範囲は、実は難しい。大学レベルになると、数学の知識や力が無いと理解するのが大変だから。でも、高校範囲では、そうでもないから安心して!だけど、化学平衡と大きく関連するから大事なところだよ。化学や物理を大学で専攻したいなら、この「反応速度」は、決してブラックボックスにしてはいけないよ。
話は逸れるけど、ブラックボックスというのは、扱い方が難しい。理解度が低い場合は、開けない方が良いことが多い。でも、それだと絶対と言って良いほど、頭打ちになる。ある程度のレベルになったら、開けた方がいいのは確か。でも、開け方、開け具合があるのも事実。レベルに合った開け方があるわけだけど、その判断が難しいよね。何でもかんでも開けば良いってもんでもないしね。そんなわけで、本題へ。
まず、反応速度は何によって決まるのか?「どれだけの数の原子・原子団・分子・イオンなどの粒子が、どれだけの頻度で、どれだけの速さで、どのように衝突するか?」で決まるの。化学反応は粒子同士の衝突が起きて、初めて生じるの。数と頻度は、「濃度」。速さは運動エネルギーつまり内部エネルギー、つまりは「温度」。どのうように衝突するのか?は分子や原子団やイオンの形や向き、難しい言い方で「配向」。この3つと、あと「活性化エネルギー」で決まる。その辺りをもう少し詳しく説明するね。相変わらずの手書きにて。
次回は、化学平衡です。質量作用の法則ですよ。ルシャトリエの原理(法則)ですよ。お楽しみに。
気付いた人もいるかもしれませんが、ぽんすけ君の写真をリニューアルしました。
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