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大学入試難問(化学解答&数学89(数列))

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 まずは、前回の化学(有機化学)の解説から!

前回の問題 化学(有機化学)

<問題>

 C=Cの炭素ー炭素間の二重結合は、オゾン分解により図の反応例のように酸化的に切断される。原子量はH=1.0, C=12.0,O=16.0として標準状態の気体1molの体積は22.4Lとする。

 カルボニル基を3個もち、光学異性体は存在しない分子式C16H18O6の化合物Aがある。A5.0gに白金触媒を用いて水素を完全に付加させると、標準状態において0.366Lの水素が消費された。又、1molのAを水酸化ナトリウムで完全に加水分解し、中和したら、化合物C,D,Eがそれぞれ1mol,2mol,1mol生じた。化合物Cは油脂を加水分解して得られる分子量92.0の有機化合物であり、粘性が高い液体である。化合物DとEは共に、銀鏡反応は示さず、化合物Eをオゾン分解するとベンズアルデヒトと化合物Fが得られた。

(1)化合物Bの分子式を求めよ。

(2)化合物Cの名称と構造式を求めよ。

(3)化合物Aの構造式を求めよ。

<ヒント>

(1)Aに付加した水素からA1分子中のC=C結合の数を求めましょう。

(2)Cは油脂を加水分解して得られ、粘性が高い液体であることから、その正体はグリセリンですね。

(3)(2)の結果から、Aはグリセリン1分子とD由来のカルボン酸2分子、E由来のカルボン酸1分子からなる化合物で、あとはDEの炭素の数を、銀鏡反応が無いことからCとDはギ酸ではないこと、又、EはベンズアルデヒトとFをオゾン分解で生じることから、Fはカルボキシル基をもつことが分かるので、Eは少なくとも炭素原子を9個もつこと、AとC(グリセリン)の炭素数から考えましょう。

<解答>


 化合物Cがグリセリンであり、AがDが2分子、Eが1分子かなる油脂あることがわかれば、あとは何とかなるかなとは思いますが、骨は折れる問題ですよね。

今週の問題 数学(数列)

<問題>

a1=1

2(n+1)an+1=nan+3n (n=1,2,3,…)

によって定義される数列{an}の一般項を求めよ。

<ヒント>

両辺を3n+1で割りましょう。


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