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大学入試難問(物理解答&化学(気体))

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 まずは、前回の物理(万有引力)の解説から!

前回の問題 物理(万有引力)

<問題>

 質量Mの天体の周囲を質量mの宇宙ステーションが半径rの等速円運動をしている。万有引力定数をGとして以下の問いに答えよ。

(1)宇宙ステーションの速さVを求めよ。

(2)図のAの位置で宇宙ステーションが人工衛星を進行方向に、ばねじかけで人工衛星を発射する場合を考える。ばねに蓄えられた弾性エネルギーをE、人工衛星の質量をm2、人工衛星発射後の宇宙ステーションの質量をm1(m1+m2=m)とする。発射直後の宇宙ステーション、人工衛星の速度をそれぞれV1、V2とするとき、運動量保存則とエネルギー保存則において成り立つ式をそれぞれ記せ。

(3)V1、V2をm1、m2、V、Eを用いて表せ。

(4)A点で発射された人工衛星は図のような楕円運動し、天体か最も遠ざかる点Bで、天体からの距離が2r となる。点Bの位置での人工衛星の速さV’2をV2を用いて表せ。

(5)このような軌道をとるために必要な速さV2をG、M、rを用いて表せ。

(6)このとき、ばねの弾性エネルギーEをG、M、r、m1、m2を用いて表せ。

<ヒント>

(1)運動方程式から求めましょう。

(3)(2)の連立方程式を解きましょう。

(4)ケプラーの第2法則(面積速度一定の法則)を利用しましょう。

(5)点Aと点Bでの人工衛星のエネルギー保存則を考えましょう。

(6)(3)と(5)の結果を利用しましょう。

<解答>


 (3)の計算が面倒ですが、頑張って行いましょう。物理は計算力が必要です。物理の計算は数学にも活かされます。自分の手をカリカリと動かして、計算ができるようにしましょう。

今週の問題 化学(気体)

<問題>

 以下の問いに有効数字2桁で答えよ。ただし、60℃、90℃における飽和水蒸気圧はそれぞれ2.0×104Pa、7.0×104Pa、原子量はH=1、O=16、気体定数は8.31×103Pa・L/(mol・K)とする。

(1)体積10Lの容器Aを真空にして、水3.6gを入れ、容器内の温度を90℃に保ったときの容器A内の圧力を求めよ。

(2)(1)の状態から温度を下げ、60℃にした。このとき、容器A内で液体として存在する水の質量を求めよ。

(3)20℃で容器Aに乾燥した空気を満たして、5.0×104Paにした。次に水3.6gを入れ、容器内の温度を60℃に保った。このときの容器A内の圧力を求めよ。

<ヒント>

(1)理想気体の状態方程式から、水が全て気体として存在する場合の圧力を求め、それと飽和蒸気圧との大小を比較する。

(2)理想気体の状態方程式から、気体として存在する水の質量を求める。

(3)ドルトンの分圧の法則より、空気の分圧と気体としての水の分圧の和を求める。


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