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熱力学の第一法則
熱力学の法則は実は第一から第三の3つある。ニュートンの運動も三つの法則で、こちらは物理を受験科目にしているなら、言えなければならないよ。
<ニュートンの運動の三法則>
第一法則:慣性の法則
第二法則:運動方程式(ニュートン方程式)
第三法則:作用・反作用の法則
当然、これらの法則がどういうものか説明できるようにしておいて下さいね。
で、熱力学の三法則は、以下の通りなんだけど、大学受験では、第一法則だけ知っておけば大丈夫。と言うより、高校物理では、第一法則しか教えていないから。
<熱力学の三法則>
第一法則:系に熱のエネルギーが与えられると、それはかならず他の形のエネルギーの増加分の和に等しい。要はエネルギー保存則を表す。
第二法則:熱は温度の低いものから高いものに決して伝わらない。エントロピー(簡単に言うと乱雑さ)増大の法則
第三法則:絶対零度ではエントロピーは0になる。(絶対零度の意味)
第二・第三法則は、大学で習うことだから、無視してくれてOKです。
でも、第一法則は、これを元にして気体の変化での熱の出入り、内部エネルギーの変化、外部にした仕事などを求めるので、絶対に理解しておくように!
それでは、いつもの手書きの説明。
手書きの説明
手書きでも説明しているけど、仕事の扱いに注意して下さい。ここだけ、注意して貰えれば、それほど難しくはないはずだから。今回は、次回が少し長くなるので、短いけどここまで。
次回は、モル比熱
定積モル比熱、定圧モル比熱、マイヤーの関係の説明です!気体は、個体と違い、分子が激しく動き回るので、体積変化がほとんどない個体とは明らかに様相が違いますからね。とは言っても、個体も液体も、実は、その振る舞いを深く考えると難しいのです。