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まずは、先週の化学(有機化学(油脂))の問題の解答から。
何気に、ややこしい問題ですね。脱水する水もきちんと考えて下さいね。
先週の問題 化学⑪(有機化学(油脂))
<問題>
油脂A、35.8gを完全にけん化するのに水酸化カリウム8.4gを要した。Aをけん化した反応液に塩酸を加えて酸性にし、ジエチルエーテルで抽出したら、水槽からグリセリンが得られ、ジエチルエーテル層からは脂肪酸Bと不飽和脂肪酸Cが2:1のモル比で得られた。Bの0.26gを中和するのに必要な0.1mol/lの水酸化カリウムの体積は13mlである。又、Cの100gに付加するヨウ素は274.1gであった。原子量は、H=1,C=12,O=16,K=39,I=127として以下の問いに答えよ。 (1)A,B,Cの分子量を求めよ。 (2)BとCの示性式を記せ。 (3)不斉炭素原子のない場合のAの構造式を記せ。 |
<ヒント>
(1)A,B,Cの分子量をそれぞれMA,MB,MCとでもおけば、Aのけん化、Bの中和反応からAとBの分子量は求められる。BとCのモル比とMAからMCが求められる。
(2)Cはヨウ素との反応から、不飽和結合の数を求める。
(3)これはおまけ
<解答>
この問題は、脱水する水分子、不飽和結合の数を考慮しないといけないので、意外と大変だったと思います。
まだまだ、液晶タブレットに慣れないな~。と思いながらやっています。次回は、数学(微分法(数学Ⅱ))の問題です。
今週の問題 数学㉓(微分法(数学Ⅱ))
<問題>
xの関数f(x)=2x3-3(t+2)x2+12txについて (1)xの方程式f(x)=0が実数解を1つだけもつためのtの値の範囲を求めよ。 (2)xの方程式f(x)=0が異なる3つの実数解を持つためのtの値の範囲を求めよ。 |
<ヒント>
(1)x=0は明らかに解なので、0以外で実数解を持たなければよい。
(2)極大値の符号が正、極小値の符号が負なら、3つの異なる解を持つ。つまり、3次関数は極値が2つなので・・・
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