TOP > 新着情報 > カエルの「基本にかえる⁉」 > プロ野球開幕から2週間

プロ野球開幕から2週間

カテゴリ

2020年プロ野球開幕から2週間

待っていたプロ野球開幕! 

プロ野球開幕は、希望を与えてくれる 

 時々、野球に関することは、記事でも書いているので、ご存じの方もいるかもしれないが、僕は、プロ野球が好きだ。どこのチームのファンというわけではない。稀なタイプのプロ野球ファンだと思う。勿論、どのチームが勝ったとか負けたとか、興味はあるが、勝敗よりも、プレイそのものに惹かれてしまう。バッターがホームランを打てば、バットの出し方、腕の使い方の見事さ、バットを持って構えたときの姿勢の美しさ、投手なら、軸足の使い方、股関節の使い方、腕の振り、そういう身体の使い方の優れたところ、野手の守備でのグラブ捌き、捕球から送球までのステップワークと素早さ、そういうプロならでは醍醐味に大きな魅力を感じるのである。試合の流れは気になるが、それよりも技術的なことに目が行ってしまう、少し変わったタイプのプロ野球好きだと思っている。僕のようなタイプも、そうではないタイプの方々も、プロ野球好きなら、誰しもが開幕を待ち遠しく思っていたはずだろう。その開幕がなされたことは、野球だけでなく、あらゆるスポーツにとっても、希望を感じられるものになったと思う。スポーツは、見ることも、自分ですることも、人間が人間らしく、心身ともに健康でいるためには、必要不可欠なものだ。人はパンのみに生きているわけではないので、心の開放や発散をするための、ツールのひとつがスポーツであると思う。

今年のプロ野球は過密スケジュール 

 今年度2020年のプロ野球開幕は6月19日㈮だった。例年は、3月下旬に開幕し、今頃はセパ交流戦が行われているのだが、新型コロナウィルスの影響もあり、3ヶ月遅れの開幕である。ペナントレースの試合数は143試合から120試合に減少して行うが、日程を見ると、過密スケジュールだ。選手たちは、この過密スケジュールで身体を酷使しながらも、コンディションを整えなければいけない。これは、かなり難しい作業だと思う。通常の年でも、年間を通して活躍するのは、かなり困難だ。技術も必要だが、身体、心がタフではないといけない。そして、その選手達を使う監督、首脳陣の心労も絶えないだろう。選手に無理をさせて、大きな怪我をさせるわけにはいかない。連戦が続く中、主力選手に休養を取らせ、チームの戦力ダウンを避けなければならない。過密スケジュールだけに、心が休まる時があるのだろうか?と心配になる。

無観客試合の感想

 兎に角、開幕を迎えて、無観客試合で行われているが、プロ野球が見られるのは喜ばしいことである。しかし、無観客試合というのは、テレビ画面で見ると寂しいものがある。しかし、個人的には、結構、試合に集中しやすく感じる。雑音が少ないので、打球音、捕球する音が響く。これが、プロの選手の凄まじさを余計に感じさせてくれる。バーチャルの声援は、正直いらない気もするが、適度な静寂さの中でのプレイは、テレビ観戦をする上で、プレイのみの音を感じられるので没頭しやすい要素であると思った。しかし、チャンスやピンチで声援がない、ファインプレイやホームランに歓声が沸かないのは、臨場感に欠けてしまうし、やはり、寂しいし、残念な部分だ。観客が居ないということは、チケットの売り上げ、球場でのグッズの売り上げ、飲食の売り上げ、それらが全くない状態だ。球団経営は、問題が山積みだろう。そして、選手に払う年俸の査定も難しいと思う。僕が、どうのこうのという問題ではないが、どうなるのだろうと気になってしまう。

今後のプロ野球観戦のスタイル

観客の導入と「投げ銭」

 7月10日から観客を入れて、試合をするということだが、新型コロナウィルスへの対策に関しては、十分に考慮し、実施するわけであるが、実際、行ってみないとわからないこともあるだろう。全てを想定内に収めるのは至難の業だ。想定外のことも起こるだろう。その都度、対応して行くしかないと思う。当面は、観客の感覚は2メートルを保って、上限5,000人で行うという。前の段落でも述べたが、これでは利益が上がらないと思う。ファンの間でも「投げ銭システム」が話題になっているが、そういう新たなビジネスモデルへの取組もしなくてはならないだろう。因みに、「投げ銭システム」とは、いわゆるお芝居などの「おひねり」と同じで、スマホなどのアプリを使って、選手ごと、チームごとに、ヒットやホームランを打った選手、三振を取った投手、ファインプレイをした野手に、ファンがポイントを与えるシステムだ。個人的は、導入した方が良いと思う。何故なら、ファンとの一体感がプロスポーツには必要だからだ。ファンが求めて、それが、球団、プロ野球の利益に繋がるのなら、工夫を重ねてそのシステムを作り上げて行くべきだろう。個人的には、僕は大賛成である。勿論、システムの安全性、未成年者への配慮など、考えなくてはならないものは沢山あると思うが、ファンが楽しめるのものを作るべきだと考える。観客の人数が制限され、収益が減少することは目に見えているわけだから、別な方法で活路を見出すべきだと思う。実際に、阪神タイガースが、寄付と形で、「投げ銭」を行った。6月26日から28日の横浜スタジアムで行われたDeNA-阪神3連戦の試合中のトークイベントで行ったのである。3日間で集まった寄付は、1ポイント=約1円の換算で10万ポイントを超えたという。選手別では、梅野隆太郎捕手が3万4千ポイント以上を集めて一番人気だったらしい。阪神の同意を得てエンゲートのサイト内に阪神専用ページを開設した担当者は「トークイベントが投げ銭のベストな形かどうかは分からない。文字をベースにした応援など、さまざまな形で今後も展開していきたい」と手応えを口にしたという。僕は、この「投げ銭システム」にファンも球団にも希望を感じさせてくれるものがあると、直感的に思っている。

個人的な好みの選手について

僕の歴代最高選手は、落合博満さん

 話題を変えて、個人的な思い入れを語りたいと思う。実は、僕にも好きな選手がいて、個人的には、僕がリアルタイムで見た中での最高の選手は、落合博満さんである。三度の三冠王もそうなのだが、プロ通算500安打、1000安打、1500安打、2000安打とメモリアルな通算安打数では、すべて、ホームランを記録しているのである。どう考えても、ホームランを狙って打ったのだ。こんな人は、この落合博満さんくらいしかいないだろう。あり得ないというか、尋常ではないことをやった偉人である。そして、バットを持って構えたときの力みのない自然体の美しい立ち姿、あれだけを見ても惚れ惚れしてしまう。バットをしなやかに使う打ち方、バットを来たボールに対して置くだけで、力感なくホームランにしてしまうように見えてしまうのは、本当に不思議だった。

現役選手では、山田哲人選手と山川穂高選手

 現役で好きな選手は2人いて、東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手と埼玉西武ライオンズの山川穂高選手だ。どちらも、ホームランバッターであるが、山田哲人選手の打ち方は、美しいというよりカッコいいのだ。僕が小学生や中学生なら、指導者に怒られても、真似するだろう。あのバットを一度、一塁ベンチ側に倒す姿がしびれるのだ。そして、山川穂高選手であるが、彼は、今年、打撃フォームを昨年までのものと大きく変えた。今年の打撃フォームは、本当に美しい。前述した落合博満さんのような雰囲気を感じるのである。バットを持ち構える姿が、力みなく、隙が無いように見える。理想の構えは、雨の中で傘を差す姿という話も聞いたことがあるが、まさに、力を抜いて傘を差しているようなのである。山田哲人選手には、四度目のトリプルスリーと誰も成し遂げたことのない40-40(40本塁打・40盗塁)、山川穂高選手には、令和初の三冠王を期待している。

最後に

 勿論、この二人だけでなく、全選手に頑張ってもらって、我々、ファンを楽しませて欲しい。今年は、厳しいシーズンではあると思うが、選手、監督、コーチ、球団関係者の方々には、是非とも、尽力して頂き、プロ野球を、スポーツを盛り上げて頂きたい。

富岡市の総合学習塾
トータルアカデミー
total-academy.net


〒370-2344
群馬県富岡市黒川1807-16
TEL:0274-63-8132

お問い合わせはこちら