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大学入試難問(物理解答&化学⑮(合成高分子))

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 まずは、先週の物理の解説から!

先週の問題 物理⑮(交流回路)

<問題>

図のような。起電力Eの電池、スイッチS、抵抗R、コイルL、コンデンサーCからなる回路がある。最初スイッチSはとしており、十分時間は立っているものとする。

(1)抵抗Rを流れる電流とコンデンサーCの電荷を求めよ。

(2)コイルに蓄えらているエネルギーを求めよ。

(3)スイッチを開くと、コンデンサーの電荷は振動する。その電荷の絶対値の最大値と、スイッチを開いてから、初めて電荷の絶対値が最大となるまでの時間を求めよ。

<ヒント>

(1)(2)回路の方程式を立てて、定常状態のなのでdIL/dt=0を利用して解いてみよう。

(3)流れる電流の向きをコンデンサーCの上から下に流れる向きを正とすると、コイルを流れる電流は下から上向きかが正となることに注意して下さい。これは、Q/C=-L(di/dt)となることを言ってるわけです。勿論、iは、コンデンサーとコイルを流れる電流です。解き方としては、単振動と同じ様にしてもらえれば大丈夫ですよ。

<解答>


(3)は、ヒントでも述べたように、ヒントの向きの電流の場合、コンデンサーは電圧降下、コイルは電圧上昇となることが注意点です。それが分かれば、計算自体は難しいものではないので、大丈夫かと思います。

今週の問題 化学⑮(合成高分子)

<問題>

 様々な合成高分子化合物が、我々の身の回りに存在している。6.6-ナイロンもそのひとつで人口繊維として多くのもの利用されている。その6.6-ナイロンについて考えてみよう。次の空欄(①)~(⑥)を埋めよ。

 6.6-ナイロンは(①)と二価カルボン酸である(②)を(③)反応させて合成する。絹の主成分である(④)と同様に、多くの(⑤)結合を有する。平均分子量1.10×105の6.6ナイロンには、1分子中に平均(⑥)個の(⑤)結合が含まれる。但し、6.6ナイロンの一端は(①)、多端は(②)とする。

<ヒント>

 6.6-ナイロンは、ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の縮合反応から合成されます。アミンとカルボン酸の脱水縮合からできる結合を考えれば⑤は埋められますね。⑥は、ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の構造式から分子量を考えて行きましょう。実は、この⑥こそが今回の問題のメインです。

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