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東京オリンピック

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生徒達が書いてくれた文章をホームページで掲載します。 

 現在、生徒達に「”Fall is the best season foe art”. at Total Academy」の開催に伴い、芸術作品と文章書いてもらい、展示しています。文章に関しては添削や修正等があり、各生徒の文章を展示していなが、芸術作品と一緒に展示する予定です。そうなったら、そう様子を写真に撮り、ホームページで改めて掲載しますので、お楽しみに。文章は、全生徒のものをホームページにも順次掲載します。小学生から高校生まで、みんな一生懸命書いてくれました。まずは、塾長である私が口火を切って行きます。毎週日曜日、この「カエルの「基本にかえる!?」」で、2人から3人分の文章を掲載する予定です。

まずは塾長から「東京オリンピック」 

東京オリンピックの開催決定

 2020年東京大会の開催が決まったのは、2013年9月7日、アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれたIOC総会だった。開催都市に立候補していたイスタンブール、東京、マドリードの3都市が争い、最終的に東京が開催都市に選ばれた。その際、東京は財政基盤が安定であること、世界で最も安全な都市であること、懸念が広がっていた福島第一原子力発電所の汚染水の問題については、安倍総理大臣が「影響は、福島第一原発の港湾内の0.3平方キロメール範囲内の中で、完全にブロックされている」と説明し、対策について責任を持つと表明し、オリンピックを開催するに相応しい都市であるとアピールした。確かに、東日本大震災からの復興という意味はあるかもしれないが、正直、僕には東京、いや日本でオリンピックを開く意味を見出せなかった。

「オリンピックを東京で!」に懸念

前回の東京オリンピックの意味

 ロサンゼルスオリンピックから見られた、商業主義。これが悪いとは言わないが、経済的発展を遂げた国で行うより、1964年の前回の東京のように、経済発展を遂げようとしている国で開催した方が、メリットが大きいと感じていた。前回の東京オリンピックでは、開催を契機に、首都高速道路、東名・名神高速道路、東海道新幹線の開通、主要国道の整備等、大規模インフラを完成させた。この交通網の発達は、その後の経済発展に大きく寄与し、日本は世界有数の経済大国になったわけである。又、「ゴミ都市」と呼ばれていた東京が、オリンピックを契機として、環境美化に力を入れ、今では、日本は衛生管理が行き届いている国になっている。日本が、今の様に豊かで、清潔で、安全な国であるのは、前回の東京オリンピックがあってこそだと僕は確信している。

肥大化するオリンピックに意味はあるのか? 

 「おもてなし」という言葉が象徴的であった開催決定。当時の僕は、今度のオリンピックに、「選手ファースト」と言いながら、真夏の35℃を超えるような過酷な環境で競技をさせ、「都市型のコンパクトオリンピック」と言いながら、膨らむ予算。商業主義、国威発揚によって、肥大化する様を見て、開催候補として手を挙げる都市は、今後、ほとんど失くなって行くのではないか?と懸念した。もう、そういう時代ではない。オリンピックに求める価値を、変えて行くべきだと思っていた。

準備での大騒動

新国立競技場

 そして、準備段階でのゴタゴタにも嫌気が差した。2019年11月30日、新国立競技場が完成したわけだが、デザイン案としてイギリス人のザハ氏の案が選ばれた後、工事費の異常な高さが非難され、デザイン案の白紙撤回という異例の事態が発生した。理由は、当初のコンクール募集要項には「総工事費は、約1,300億円程度を見込んでいる」という記載があり、それを大きく上回る約3000億円の総工費の試算が出されたからである。その後、建築家の隈研吾氏と大成建設、梓設計で作るグループが設計と施工を行うことが決まり、本体工事が始まったが、ここでも大きな問題が起きてしまった。極度の残業での過労が原因で、工事現場で働いていた男性が自殺してしまったのである。

エンブレム 

 エンブレムをめぐっても、佐野氏が、オリンピックのエンブレムを発表したが、その直後にベルギーのグラフィックデザイナーが、以前作ったベルギーの劇場のロゴマークに極めて似ていると主張し、IOCに対してエンブレムの使用差し止めを求め提訴した。又、スペインのデザイナー事務所が東日本大震災からの復興のために作ったデザインと配色が同じであると指摘されたこともあり、「国民の理解は得られない」として白紙撤回され、改めて、野老氏の市松模様と藍色のデザインが選ばれた経緯があった。エンブレムの白紙撤回など前例のないものであった。

贈賄疑惑 

 その他、招致をめぐる贈賄疑惑、突然のマラソン・競歩の札幌移転など、いざこざが多くあった。贈賄疑惑に関しては、結論ははっきりしないが、国際オリンピック委員会(IOC)の委員だったディアク氏側に、シンガポールのコンサルタント会社を経由して招致委員会から多額の資金が渡ったという事実がある。JOCが設置した調査チームは、コンサルタント会社との契約に違法性はないと結論づけたが、多くの人が説得力に乏しいと感じたことは否めない。不透明な資金の流れを生み、コンサルタント契約を隠れみのにするのは常識と言われる事態を招くまでになったことは、オリンピックの存在意義を否定するものなってもおかしくはない。疑惑ではあるが、そういう自体を招いたIOCの責任は重いと僕は思う。

新型コロナウィルスによる延期

延期になったが開催して欲しい

 不祥事とは言い切れないが、これらのオリンピックのイメージに相応しくない事態もあり、僕個人としては、東京オリンピックには懐疑的であったが、今は、そうは思っていない。今年の新型コロナウィルスのパンデミックにより、2020年の東京オリオンピックは延期になった。この延期は、当然の判断だと思う。アメリカ・ヨーロッパでは、1日の感染者が数万となっている国もあり、今年の春を上回る再拡大となっている。この状況を考えると、果たして、来年2021年にオリンピックを開催できるのか?未知であるが、可能であるなら、開催すべきだと僕は考えている。

新たなオリンピックの意義を!

 「人が人らしくあるには、活動することである。」と僕は思っている。自粛、自粛で家に閉じこもっていては、人の冒険心、探求心、知的欲求は絶対に満たされない。活動し、交流しなければ、人の心は壊れてしまう。現地に行って、見て、話して、感じることは、ネットで得た情報とは違う。生感、肌感は、その場にいるものしか伝わらない。それを体験せずに、生きている意味があろうか?と僕は思ってしまう。だからこそ、来年のオリンピックで、人として当たり前の欲求を、当たり前に満たすことができることを証明して欲しい。人はそれができるという、人としての力を、その力の団結を見たいと思っている。それには、一人一人が感染拡大防止を心がけ、注意を払いながら行動しなければならない。難しいかもしれないが、東京オリンピックで、人は思うがままに行動していいことを示して欲しいのだ。友人や恋人とまともに話せない。旅行に出かけ、見聞を広めることもできない。それでは、人生がつまらな過ぎる。人が人である所以を失ってしまう。

状況は厳しいのは確かだが・・・

 来年、状況がどうなっているかはわからない。状況が許さず、中止、又は再延期ということもあるだろう。それは慎重に判断すべきことであり、僕は、何が何でも開催するべきだとは思っていない。正直、冬に向かい、世界的には感染再拡大の規模は止まらず、選手がトレーニングする場所を確保することさえ難しく、コンディションを維持し、最高のパフォーマンスを発揮するのが難しいことは多くの人が承知している。特効薬やワクチンが開発されない限り、開催すべきではない、又は、開催は難しいと考える人の方が多いのも事実である。しかし、できると判断するだけの条件であれば、楽観的観測と批判されるかもしれないが、開催すべき、開催して欲しいと僕は思っている。条件については、専門家ではないので、妥当な線は判別できないが、多くの専門家が開催可能であると言うなら、どうにか開催して、オリンピックの新たな意義を作り、見せてもらいたいと心底願っている。

オリンピックへの願い

 もう行き過ぎた商業主義、国威高揚ではなく、東京オリンピックでは調和、協力を世界の人々に見せつけてもらいたい。オリンピックは、各スポーツ競技で、最高峰のレベルを自国で見ることができる一番大きな祭典である。本来、自国で開催されるのは喜ばしいはずなのである。しかし、肥大化し、開催すると疲弊していまい、資金力ある都市しかできなくなりつつあるのは、オリンピックが本来持つスポーツの素晴らしさを無にしてしまいかねない。このことが、僕がオリンピックに対する負の感情を抱き、東京でやる意味があるのか?と思ってしまう原因であった。しかし、コロナ禍だからこそ、僕は考えを変えた。かつてのオリンピックで、日本が自信を得たように、今度のオリンピックでも新たな価値観を示し、自信を取り戻す、いや、世界は大丈夫だと、日本から発信できるように、日本人の力を、世界の人の力を我々自身に見せつけて、人はこうあるべきだと主張できる大会にすべきだと切望している。僕に何ができるというわけではないが、少しでも力になれればという心積もりはある。来年、東京オリンピックが開催可能な状況にあることを祈り、人々が歓喜する光景を強く想っている。

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