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まずは、前回の物理(音波)の解説からです。
先週の問題 数学(微分法(数Ⅱ))
<問題>
(1)長さLの弦を振動させたときに生じる定常波の第n倍音の波長λnと振動数fnを求めよ。弦の張力をS[N]、弦の線密度をρ[kg/m]とする。 (2)長さ80㎝の弦に質量4㎏のおもりをつるして、共鳴振動数を求めたら、第n倍音の振動数が480Hz、第n+1倍音が640Hzであった。この弦の基本振動数と弦の線密度を求めよ。 |
<ヒント>
(1)は弦の両端が固定端(定常波の節)になることから、考えて下さい。
(2)は(1)の結果から基本振動数は求められます。線密度は弦を伝わる波の速さの公式から求めましょう。
<解答>
共鳴(共振)の問題は、端が定常波の腹なのか?節なのか?を考えれば、ほとんどの問題はクリアできます。あとは、計算力に依存します。だからこそ、計算力を高めましょう。
今週の問題 化学(芳香族化合物)
<問題>
分子式C10H11NO3の化合物Aがある。Aを塩酸と加熱すると、加水分解により化合物B,Cの2種類が得られる。Bは反応水溶液からジエチルエーテルで摘出され、このジエチルエーテル溶液から炭酸水素ナトリウムで抽出される(ア)性の化合物である。又、Bは炭素、水素、酸素からできている化合物で、元素分析の結果は、C=68.9%、H=4.9%である。Cは、天然にも存在するか化合物で、光学異性体が存在 する。 (1)(ア)に入る言葉を入れよ。 (2)Bの組成式と分子式を求めよ。 (3)A,B,Cの構造式を記せ。 |
<ヒント>
(1)ジエチルエーテル溶液から炭酸水素ナトリウムで抽出されるので・・・
(2)元素分析の結果から考えよう。
(3)(2)の結果とAの分子式からCを考えよう。Cは、Aの塩酸を加えた加水分解で、ジエチルエーテルで抽出されないので、塩酸塩になっていることが分かる。すなわち、-NH2をもつと予想できる。
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