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まずは、前回の数学(図形と方程式)の解説から!
前回の問題 物理(交流)
<問題>
辺の長さaの正方形の導線で作られたコイルを磁束密度が一様の大きさBである磁界の中で回転し起電力を発生させる。回転軸は、正方形の中心を通り、正方形の向かい合う2辺に平行であり、コイルの回転は角速度ωで一定であり、t=0のときコイルの面は磁場に垂直とする。 (1)コイルの回転軸に平行な辺の回転速度を求めよ。又、磁場の向きをy軸、コイルの回転軸をz軸とする座標系において、コイルの回転軸に平行な辺の時刻tにおけるx軸方向の速度の大きさを求めよ。 (2)コイルの回転軸に平行な辺に存在する電子が時刻tにおける受けるローレンツ力の大きさを求めよ。但し、コイルに接続する回路のスイッチは切断されているものとし、電気素量をeとする。 (3)時刻tにおけるコイルに生じる誘導起電力の大きさを求めよ。 (4)コイルに抵抗Rを直列接続して、スイッチを入れた。抵抗の消費電力をグラフで表せ。又、その時間平均値を求めよ。 |
<ヒント>
(1)図示してみると、単なる等速円運動の話になることが分かると思います。
(2)ローレンツ力の大きさはf=qvB
(3)(2)のローレンツ力と電荷の偏りによる生じる電場のよる力がつり合うことから、起電力を求めましょう。但し、z軸に平行なそれぞれの2辺で同じようなことが起こっています。
(4)(3)を利用しましょう。
<解答>
少し難しかったと思います。Z軸に平行な2辺の両方を考えて下さいね。(3)ができれば、(4)はできるはずです。
今週の問題 化学(系統分析)
<問題>
銀イオン(Ⅰ)、鉛イオン(Ⅱ)、銅イオン(Ⅱ)、鉄イオン(Ⅲ)、亜鉛イオン(Ⅱ)、カルシウムイオン(Ⅱ)のうち、数種が含まれている水溶液Aがある。以下の操作を水溶液Aに対して行った。 <操作1>水溶液Aに塩酸を加え、沈殿をろ別し沈殿Aとろ液Aに分けた。 <操作2>沈殿Aに熱湯をかけても、沈殿は溶解しなかった。 <操作3>ろ液Aに硫化水素を通したら、㋐色の沈殿が得られた。これをろ別し沈殿Bとろ液Bを得た。 <操作4>沈殿Bに過剰のアンモニア水を加えると濃青色の水溶液を得た。 <操作5>ろ液B水に濃硝酸を加え加熱した。冷却後、過剰のアンモニア水を加えたところ、沈殿は生じなかった。 <操作6>操作5の後のろ液Bに硫化水素を通すと㋑色の沈殿が生じた。これをろ別し沈殿Cとろ液Cを得た。 <操作7>ろ液Cの炎色反応を見たところ㋒色の炎色反応が確認された。 (1)<操作2>と<操作5>の結果から含まれないイオンを求めよ。 (2)㋐㋑㋒の色をそれぞれ記せ。 (3)沈殿A,B,Cの化学式を記せ。 (4)<操作4>で起こる化学反応式を記せ。 (5)<操作5>でろ液B水に濃硝酸を加え加熱する理由を述べよ。 (6)水溶液Aに含まれる金属イオンを全て記せ。 |
<ヒント>
それぞれの操作で何が沈殿するのかが分かれば、全て解けます。
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