結論から言うと、電場はベクトル。電位はスカラー（数値）。これに注意してね。電場って何？電位って何？がわかると、それだけで、結構、問題は解けちゃう。やっぱり、きちんと根本を理解することは大切です。理解して、できるようになり、進歩を感じると物事は楽しくなります。逆に何を言ってるかわからないことは嫌気がさしてしまう。

　昔ね、少年野球をしてた頃だけど、小学3.4年生くらいかな。「バットを持って構えるとき、力のないヤツは、バットをキャッチャーの方向に寝せろ！」って間違ったことを言われたのね。これ慣性モーメントを考えても、軌道半径が大きくなって、バットを振り出すのにものすごい力が必要だよ。非力な小学生には不可能だよ。結果は、当然ながら、振り遅ればかり。ボールに当たっても、振り出しで力を使い切ってるから、インパクトでは力が入らないので、全然飛ばない。おっさんコーチは多分、「バットを最短で出す。これが正しい！」ということを実践させようとしたんだろうけど、言葉の上っ面だけを捉えて、本質や根本を考えていなかった、わかっていなかったってことなんだよね。まあ、今から思うと、おっさんコーチは野球の素人だったから仕方ないことだったけどね。

　では、本題。電場について続きからね。

　次回は、コンデンサーです。お楽しみに。