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“Fall is the best season for art.” at Total Academy 2023の作文紹介
”Fall is the best season for art.” at Total Academy 2023の開催に及んで、生徒達に作文を強制的に書いて貰いました。生徒達が書いてくれた作文をホームページ上でも紹介します。生徒にやらせる以上、やらせた本人である僕も書きましたので、まずは塾長の作文から掲載しました。生徒の作文は、カエルの「基本にかえる!?」の掲載記事としてひとつひとつ紹介します。
合唱コンクール
僕は中学2年生で、10月19日に合唱コンクールがありました。僕達2年2組は、夏休み前から「心の瞳」という曲を練習していました。
練習し始めた頃は、友達とふざけたり、おしゃべりをしたりして、真剣に歌うことも、集中して練習することもありませんでした。しかし、本番1ヶ月前を切ると、流石に危機感を覚え、しっかりと歌の練習をするようになりました。音楽の授業では勿論、休み時間、朝のホームルームの前、放課後も練習し、それを毎日繰り返しました。自分で言うのも何ですが、沢山練習したと思います。
ところが、合唱コンクール前日にアクシデントが起きてしまいました。とても大きく、通る声を出すことのできる子が、インフルエンザに罹ってしまったのです。僕を含め、2年2組は全員、ショックを受けました。その子の歌声が皆を引っ張ってくれていたので、歌声が小さくなってしまわないか、自信を持って歌えないのではないか、など、不安な気持ちでいっぱいになりました。更に、追い打ちをかけるように、合唱コンクール当日、学校に着くと、いつもより人数が少ないことに気付きました。その理由を担任の先生に尋ねると、「男子生徒に発熱のため欠席する者が多く、インフルエンザ陽性の者もいる。そのため、欠席者が多く、本日の男子の出席者は6人だ。」と答えてくれました。僕は「これは、もう無理だ。」と思いました。でも、今まで練習したこと、練習したのに欠席で歌えない人達のこと、それらを考えると、ここで諦めてしまうのは良くないと思い、本番直前の練習に臨みました。
そして、迎えた本番、全員で元気よく大きな声で、悔いのないように、自分の実力を精一杯出して歌いました。結果は、残念ながら2年1組に負けてしまい、悔しい思いをしました。しかし、苦境の中で、力を合わせて頑張ったことは、誇らしく、良い思い出となりました。先生方の中には、感動し涙を流してくれた方もいて、それには嬉しさを感じました。
悔しさと嬉しさが混じる合唱コンクールでしたが、最後まで諦めず頑張ることが大切だということを学びました。
中学生
塾長の感想と本日の写真
昨年の秋からインフルエンザが流行りましたね。コロナも完全に終息したわけではないので、まだまだ大変です。その大変な環境の中で、できることを精一杯して合唱コンクールに向かい、皆で力を合わせたことが伝わってきます。結果は、後から付いてくるもので、肝心なのは、その結果を出すためにどれだけのことをしたのかということを改めて感じました。大人の僕にとっても、とても為になる作文です。
2023.10.30 Total Academyにて