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10/7㈪、自宅を4時半に出発して、八方池を目指す。上信越自動車道は、まだ暗くて運転しづらい。慣れない高速道路、日の出前の暗さの中で、慎重に運転。だって、旅で一番大事なのは、無事に帰ってくること。
「自宅に到着するまでが旅ですから!」
東部湯の丸SAで、休憩。肌寒かったので、温かいうどんが腹にしみましたよ。再度、車に乗ると、空がかなり白んできた。でも、曇り。高速道路を運転していると、空の一部が青くなって来た。
「おっ!晴れるか?」
と期待してみる。
更埴ICで高速を降りて、白馬へ向かう、白馬長野有料道路を通過するわけだが、小雨が降り注いできた。雨脚が強くなって来る。
「いや、現地に行けば、大丈夫。きっと、晴れるはず!」
まだ、女々しく期待してました。白馬村に入ると雨は止んだ。
「さすが、晴れ男!」
と思ってみたわけです。そして、八方尾根の八方駅に到着。このときは曇り空。
「何とかなるだろう!」
と、まだまだ強気。
八方尾根トレッキングルートは以下のリンクを参照に。
http://www.happo-one.jp/trekking
私達は、アルペンライン往復のルートを選択。ゴンドラリフト「アダム」で、
「霧が凄いな~。今は、霧の中で上に行けば、晴れるはずだから!」
と強がりつつも、不安の方が大きい。そんな感じで、兎平に到着。
アルペンクワッドリフトに乗り継ぎ。
黒菱平に到着。この天気ですよ。さすがに、ヤバイです。
グラードクワッドリフトへ向かう途中。小雨ですよ。
「雨具は持ってきたし、取り敢えずダメもとで向かおう!」
空元気ですよ。ショックは隠せない。
リフトに乗っても、何も見えない。心も五里霧中って感じですよ。
八方池山荘がトレッキングの起点ですが、そこを過ぎると雨脚が強くなって来た。でも、まだ雨具を用意するほどでもない。しかし、この天候。もう、不安しかありませんよ。
石神井ケルン。標高1974m
このときは、天気に関しては、諦めてました。
「いつか、リベンジだ!もう一度来る!」
八方ケルン。
何も見えません。
「晴れれば、絶景だよ。」
と、追い抜くベテラン登山家に言われても、嬉しくもありません。
「大雨でなければ、それで良し。」
これが、そのときの心境です。
何だかんだで、きつい登りを頑張って行く。八方池までもう少しのところ。空が晴れて来た!
「来た~!のか?」
半信半疑です。
いや、来ましたよ!これは、感動でした。一瞬のうちに晴れてきました。カメラを取り出し、連写です。
中央左の尖っているのが、白馬鑓ヶ岳(2903m)。向かって、その左隣が天狗の頭。右隣りが杓子岳(2812m)。その右隣が白馬岳(2932m)。
ものすごく、山が近くて綺麗です。雲が晴れてのこの光景は、神々しいという言葉そのもの。神秘的でした。
更に、クリアに!!
「どうですか、この空の青!」
これは、言葉で表現できない。山に当たる太陽光が作る陰影。これも、見た人しか分からない。
諦めていた天候が、こんな見事なことに。
「来て、良かった。この光景を見れて、それだけで最高ですよ。」
そう、言ってました。
以降は、雲間と晴れ間の繰り返しでした。いわゆる快晴とは違い、高山ならではの神々しさを感じることが出来ました。
今回は、ここまで。次回は、八方池も掲載します。まだ、掲載した写真だと、八方池の手前ですからね。まだまだ、良い写真はあります。お楽しみに。
”Fall is the best season for arts” at Total Academyへの出展作品も、今回のトレッキングでの写真から数点を選出する予定です。そちらも、お楽しみに。