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新型コロナウィルスの渦中にて
新型コロナウィルスの強烈な猛威
新型コロナウィルスが世界中で猛威を振るい、人々の生活に大きな暗い影を落としているだけでなく、全世界で、感染者は140万人、死者は8万人を超えている状況です。(2020年4月8日現在)この数値は、更に上昇して、1ヶ月後には2倍、3倍に、いや、それ以上になっていると予測できます。アメリカ、イタリア、中国、韓国など、少なくとも60以上の国や地域で、緊急事態や非常事態の宣言が出されています。(2020年4月8日現在)この数も、更に増えて行くことになると思います。その緊急事態、非常事態宣言の内容は、あらゆる集会を禁止したり、外出禁止したりするロックダウン(都市封鎖)であったり、個人が所有する建物や土地を国や自治体がその個人の許可がなくとも、必要に応じて利用することが可能であったりと、大変、厳しいものもあります。さすがに、強制的に個人の所有物を利用したという話は、まだ耳にしていませんが、外出禁止や集会禁止に違反に対して、数十万円の高額の罰金が科せられた話は、皆さんも、聞いたことはあると思います。
東京と地方は運命共同体
そういう状況の中で、僕が毎日チェックしているのが、新規の感染者数です。小さい地域から言うと、富岡市、群馬県、東京、日本全国、アメリカ、スペインなどの外国です。その中でも、その動向に一番注目しているのは、東京の新規感染者です。何故かと言うと、東京が日本の経済の中心だからです。東京が死ねば、地方は死にます。東京のことは、群馬県、富岡市にとっても他人事ではないのです。日本は、人、物、金の流れが、東京中心です。これは、江戸時代、徳川家康公が幕府を開いた時から続いています。東京は、地方から、人も物も金も吸い上げて、それを地方に再分配しています。人々が、東京に行き、遊び、生活をする。そして、東京で、お金を使う。東京の人々のために、地方から、食品、商品などが運ばれる。それを、東京の人々がお金を出して買う。東京も地方がないと成り立たず、地方も東京がないと成り立たない関係なのです。まさに、東京と地方は運命共同体なのです。
4/7㈫緊急事態宣言
緊急事態宣言の目的
その東京ですが、4/7㈫に重大局面を迎えました。安倍首相が4/7㈫に、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県を対象に、緊急事態宣言を行いました。これは、感染者数の増加を抑え、医療供給体制を崩壊させないことが第一の目的であるわけです。現在は、感染者の数が、退院者の数を大きく上回り、病院のベット数だけでなく、医療スタッフ、治療器具の数が足らなくなりつつあり、スタッフの肉体的、精神的な疲労が、限界になりつつある状態です。医療スタッフの頑張り、踏ん張りで、持ち堪えているのが現状です。単純に考えて、「感染者数=退院者数」となれば、医療スタッフの負担は大きくならず、治療器具の数も不足することはありません。この状態に近づけることが、今回の緊急非常事態の目的です。
我々ができることは、自分が感染しないこと、他人にうつさないようにすること
もしかしたら、自分が感染しているかもしれないと考えて行動しよう。
我々、一般人が出来ることは、感染者数を増やさないことです。だから、「密閉」「密集」「密接」の三密を可能な限り避けて、行動することが大切です。マスクをするのは、自分が感染しないためではありません。自分が他人にうつさないためです。自分が、感染していないと言う保証はありません。感染しているものと考えて、他人にうつさないようにしましょう。「コロナに罹って死んでもいいから、好き勝手したい。」と言う人もいますが、それは大きな間違いです。自分だけが死ぬのならいいですが、他人にうつして他人の命を奪う可能性があるわけです。「コロナに感染する、しないは自己責任だ。」なんて言わないで下さい。罹ったら、他人にうつしてしまっている可能性が非常に高いことは、この感染者数の増加を見れば分かり切っていることです。自分の人生だけならともかく、他人の人生を奪うことなど、他人の命を危険にさらすことなど許されるべきことではありません。だからこそ、「自分は感染しているかもしれない。」と思って、今は、生活して下さい。それが、自分の命、他人の命を守るために我々にできる手段です。
医療現場で戦っている方々への感謝
医療現場では、医療関係者は、自分が感染してしまう可能性が高い中で、集中力、注意力だけでなく、迅速さ、正確さも要求される、極限の精神状態で、自分の仕事されているわけです。本当に、頭が下がります。先程も述べた通り、自分が感染して、周囲にうつさないようにすることが、現場で働いている人にとっては、一番嬉しいことだと思います。正直、我々、一般人が現場の方々のためにできることは、お礼や感謝の言葉を述べる以外は、これしかないと思います。
感染してしまった人は被害者。自分も、そうなってしまう可能性も!
しかし、どんなに注意しても、感染してしまうこともあります。感染経路不明で感染している人が増加してることが、それを示しています。感染してしまった人は、感染したくてしたわけでありません。被害者です。他人にうつしてしまっても被害者です。だから、いじめや中傷はしないで下さい。感染者も、後悔と恐怖に圧し潰されそうになっているはずです。罹ってしまったこと、他人にうつしてしまったことに心を痛めない人は、ほぼ皆無でしょう。だから、責めないで下さい。自分だって、そうなってしまう可能性は、零ではないのです。
今だからこそ
休みの意味を考えよう。
休みでも、一人でも、できることはあります。
今、小中学生、高校生、大学生は、休校であるところが多いです。群馬県では、県立高校の授業再開は5月7日予定です。富岡市でも、小規模のクラスター(感染者集団)が発生し、その影響もあり、小中学校の再開は4月20日の予定です。Total Academyでも、4月20日まで、休塾にしています。小学生、中学生、高校生、大学生は、今は、家で勉強したり、遊んだり、テレビを見たり、動画を見たり、ゲームをしたり、本を読んだりして下さい。家にいることに飽きたら、散歩や運動をしに外に出ても良いです。でも、そのときは、少人数で行って下さい。マスクもしないで大声を出さないで下さい。人が多い所はなるべく避けて下さい。帰って来たら、うがいと手洗いをする。何なら、すぐに風呂に入ってしまう。それが注意事項です。因みに、僕も、毎日、1時間ほど、散歩やジョギングをしています。家に帰ってきたら、まずはお風呂に入ります。そこで、全身を洗い、うがいもしています。体を動かして汗をかくことは、大切です。良く食べ、良く運動して、良く寝る。これがウィルスに対する抵抗力を付ける一番の方法です。
大学生はエネルギッシュで、行動を自粛するのは辛いと思うけど…。
大学生は、夜の街に出ないで下さい。店でお酒を飲んで、大声でしゃべる。ましてや、煙草を吸う。これは、やめて下さい。お酒を飲みたければ、一人で家で音楽を聴きながら、動画を見ながら、飲んで下さい。徒歩圏内の気心の知れた少人数で友達の家に集まって飲むのも良いでしょう。そして、都会での感染が懸念されるからと言って、田舎に帰るとか田舎に旅行するのはやめて下さい。それが原因で、地方でクラスターが発生している件が多く見られています。鳥取県、島根県が感染者ゼロなので、鳥取砂丘に観光客が押し寄せたのは記憶に新しいと思いますが、あれは、現地の人からすれば、お客さんが増えて嬉しいと言う感情よりも、恐怖の方が上回っていると思います。自分がいる場所の行動範囲を小さくして下さい。理由は、もし、感染してしまったら、感染経路が明確になりやすく、自分がうつしてしまった人の追跡もしやすくなるからです。
没頭できる何かを見つけてみよう。
また、同じことを言ってしまいますが、「密閉」「密集」「密接」の三密を避けて、身体を清潔にして、勉強や勉強以外のことにエネルギーを注いで下さい。三年生なら、ここで、1.2年生の復習をしておけば、受験に有利になります。出来ることがないわけではありません。探せば、いくらでもあります。それを一生懸命して下さい。こういう状況だから、できることも沢山あります。僕も、記事を書いたり、昔読んだ本を読み返したり、高校・大学・大学院レベルの勉強のやり直しをします。有意義に、過ごしましょう。あとは、暗い顔しないで、大いに笑って下さい。面白いものを見たり、したりして、笑うことも大切です。不安な気持ちになってしまうのも分かりますが、そこに心を寄せてしまってはダメです。どうにか、この状況でも、楽しめるものを探して、それを行い、笑いながら、楽しく過ごしましょう。要は、何か、一人で没頭できるものを見つけることです。例えば、プラモ作り、編み物、料理、何でも良いです。それが、あとあと、必ず、活きて来ます。この状況の今だからこそできることをやれば、それは自分の財産になります。ニコニコ笑顔で、没頭しましょう。