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”Fall is the best season for art.” at Total Academyの開催のために、生徒達に自由題材で作文を書いて貰いました。多少、僕の方で手直したところはありますが、基本的には、あまりいじってません。小学生から高校生まで、各人良い味を出しています。 しばらくの間、生徒作文を掲載して行きます。今回は、その3回目です。
駅伝部の練習に参加したこと
私は中学一年生の夏、学校で富岡甘楽駅伝大会の選抜メンバーに選ばれました。強制ではないので辞退することもできました。短距離走は得意だが、長距離走は苦手だった私は、辞退するか悩みました。なぜ、私が選ばれたのか、その理由を知りたくて、駅伝部の顧問の先生に聴いてみました。すると先生は「君の千メートルのタイムを見て、そこまで速いわけではないけれど、伸びしろがある。もっと練習すれば、もっと速くなると思ったから。」とおっしゃいました。その言葉を聞いて私は「先生は期待してくれている。」と思いました。折角、もらったチャンスを無駄にしたくなくて、私は駅伝の練習に参加することにしました。
夏休み中の練習は、昼は暑くなるので朝七時から八時半までの時間で、できる限り練習しました。早起きするのも大変だし、朝から三十度を超える日もありました。少し動くだけでも辛くてだるくて、まともに練習ができない日もありました。でも、部員のみんなで協力して乗り越えました。「辛いのは自分だけじゃない、みんなも同じ気持ちだけど頑張っているんだ。」と考え、限界まで自分を追い詰めて練習しました。勿論、疲れるけれど、達成感を得ることができ、嬉しかったです。このまま、もっと頑張って一区から五区のどこかを走りたいと思いました。
しかし、私の望みは叶いませんでした。走りたいと思っていながらも、誰が何区を走るか、だいたい予想はできていました。それは私よりも何倍も速く走る人達がいたからです。私の予想は当たり、結果として私は補員に選ばれました。友達は「補員でも選ばれたんだからすごいと思うよ。まだ一年生なのに。」と言ってくれました。私はその言葉を素直に聞くことができませんでした。理由は一年生の友達が補員でもなく、応援でもなく、同じ一年生なのに、会場で走る選手に選ばれたからです。私はとても悔しかったです。学校の練習だけでなく、家でも走ったりして、汗も涙も流して頑張ったのに叶わなかったからです。だけど、私はすぐ気持ちを切り替えて、補員として何ができるか考えました。いつ何が起こるかわからないので、すぐに対応できるように準備しておいたり、応援したりしました。
そして大会当日。雨が降っていました。私は会場から少し離れた待機場所から応援することしかできませんでした。選手たちはみんな雨で濡れてしまっても、先頭と大きな差をつけられてしまっても、絶対にめげないで走り続けていました。私はその姿を見て、胸を打たれました。
来年もまた駅伝部の練習に参加して、次こそは会場で選手として走りたいです。
中学生
将来の夢
僕の将来の夢はトラック運転手です。僕のこのトラック運転手という夢は、小学生の頃から変わりません。
僕は幼稚園の頃は特に将来の夢はありませんでした。でも小学生の頃からお父さんの仕事のトラック運転手に憧れ始めました。最初にトラック運転手になろうと思ったのは、僕がお父さんと一緒にトラックのイベントに行った時です。そのイベントは普通のトラックが集まるのではなく「デコトラ」という装飾が施されているトラックが数百台も集まるイベントです。僕はそのイベントで数百台ものデコトラを見て、とてもかっこいいと思いました。デコトラは電飾や音、パーツなどがとても迫力があって、「僕もいつかこんなかっこいいトラックに乗りたい!」と思って僕はトラック運転手になりたいと思いました。僕のお父さんもデコトラで、何回も仕事やイベントなどの色々なところに連れて行って貰ったりしました。仕事に連れて行って貰う時は、お父さんのトラックの荷積みや荷降ろしを手伝います。荷積みや荷降ろしは疲れますが、その後トラックに乗ったらそんな疲れは吹っ飛ぶような気がします。
僕のお父さんはトラック運転手で、とてもかっこいいデコトラに乗っています。お父さんは月2回くらい一緒に仕事に連れて行ってくれて、夏休みや冬休みなどの長期休みになると、たくさん仕事に連れて行ってくれます。僕と妹をその仕事に連れて行ってくれたり、イベントに連れて行ってくれたりするので、お父さんのことが大好きです。
お父さんのデコトラはデコトラの雑誌に何回も載っています。僕もお父さんのトラックに負けないようなかっこよくて、有名で、雑誌にも取り上げられる位のデコトラを作りたいです。僕はこのトラック運転手という夢が叶ったら、僕がデコトラを作って、お父さんと一緒に、デコトラ2台でイベントに行くという更なる目標があります。僕はその目標を叶えるために早くトラックを買って、デコトラを作りたいです。最近は派手なデコトラではなく、シンプルなデコトラも流行っていますが、僕はお父さんのような派手なトラックのほうが好きです。
僕もお父さんのようなかっこいいトラック運転手になるために、貯金などをしたりして、デコトラで早くお父さんとイベントや一緒にデコトラで仕事に行けるようにしたいです。
僕はこの夢に向かって一歩一歩進んで行きたいと思いました。
中学生
次回も、生徒作文です。
お楽しみに。