ベクトル⑩

　2つの点の位置ベクトルで表されたベクトルの表す領域について説明します。係数に制限が無ければ、任意の点ということなるわけですが、係数に制限を持たせると点の領域は限られてくることは想像できると思います。その中でも、基本的なことを扱います。係数の和が1なら分点（内分点と外分点）を表し、直線になります。係数の和が1で、共に0以上なら線分（内分点）を、係数の和が1以下で共に0以上なら三角形の内部と周上、係数が共に0以上1以下なら平行四辺形の内部と周上ということになります。実際の問題は、これを基にして解いていくわけです。コツとしては、係数の和について与えられた式の右辺が1になるようにすることです。

手書きの説明

　次回もベクトルの続きです。空間ベクトルについて話しますね。

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