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”Fall is the best season for art.” at Total Academy 2024 作文紹介
”Fall is the best season for art.” at Total Academy 2024の開催に及んで、生徒達に作文をほぼ強制的に書いて貰いました。生徒達が書いてくれた作文をホームページ上でも紹介します。1回につき、1つの作文を掲載しますので、じっくりとお読みください。
人工知能と未来
皆さんは人工知能について知っていますか?僕は、国語の時間で人工知能についての文章を読みました。その授業を終えて、人工知能は人間にどのような未来をもたらすか気になりました。なので、人工知能の未来や、人工知能とどう関わっていくべきか、また未来では何が大切かを考えました。
まず、仕事では人工知能によって人手不足に悩んでいる業種や業界がそれを解消することはできるが、一部の仕事が取って代わられてしまい失業者が増えると予想されます。何故なら、人工知能を搭載したロボットによって効率化され、人手不足の問題を解消する一方、自動化が進むことで単純作業や反復的な作業は人間ではなく、人工知能の方が迅速かつ正確であり、コスト面で有効的であると考えるからです。また、このことは単純作業や反復的な仕事を人工知能に任せ、人間は創造的な設計や品質管理を行うことができることを示唆しています。しかし、その設計や品質管理さえも人工知能の領域になってしまうことも否定できません。
その証拠に、アメリカのレイモンド・カーツワイル氏が、2045年にシンギュラリティに達すると予測しています。シンギュラリティとは、人工知能などをはじめとする技術が人間より賢い知能を手に入れる時点のことを指します。シンギュラリティに到達すると、人の知能を超えた人工知能が人間を支配し、現在の人間が持つ権利が奪われる可能性があるため、人間が人工知能を制御できなくなり、人類が人工知能に支配されてしまうという悲観的な未来も考えられます。
それとは逆に、今よりもより安全な生活を送ることできる未来もあると思います。人工知能による自動化によって災害時のリアルタイムの避難ルート指示が的確になり、自動翻訳により言葉の壁をなくすことで、日本にいる外国人、外国にいる日本人の安全性が高まることも期待できます。大規模災害が発生しても、被害を最小限に抑えることが可能であると考えるからです。
以上のようなことを踏まえて、人間は人工知能とどのように関わっていけば良いのでしょうか?まず、人工知能の主な開発テーマは、推論・探索、エキスパートシステムなどなので、ひとつのデバイスやシステムに知識を全て入れ込むのではなく、各分野ごとの知識を入れ込むことです。それにより、人工知能を制御しやすくなると考えられるからです。そして、あくまで人工知能をセカンドオピニオンとして使用することです。確かに人工知能は便利ですが、答えを教えてもらっているだけでは、人間は成長することができないどころか、退化してしまいます。人間自身が成長せず、人工知能に任せっきりだと人工知能に支配されてしまう恐怖が訪れる原因になります。
このように人工知能と適切な関係を築いていくことが、今後の未来で大切な事だと僕は考察します。
中学生
塾長の感想
人工知能、AIの発達、発展は凄まじいものがあります。どのように利用するべきかは、今後の大きな課題だと思いますが、果たして、AIを人間側がコントロールできるのか?という疑念があるのは事実です。人工知能を使わないわけにはいかない現状、使うメリット、使わないデメリット等を考えると、使わない未来はないという答えになると思います。その都度、人間がベターだと思う対策を行い、変化に対応していくことが肝要であるとしか言えません。なかなか難しいテーマを書きましたよね。
本日の写真
2024.11.12 自習室