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生徒作文⑭

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”Fall is the best season for art.” at Total Academy 2024 作文紹介

 ”Fall is the best season for art.” at Total Academy 2024の開催に及んで、生徒達に作文をほぼ強制的に書いて貰いました。生徒達が書いてくれた作文をホームページ上でも紹介します。1回につき、1つの作文を掲載しますので、じっくりとお読みください。

生鮮食品の過剰な包装について

 過剰な生鮮食品の包装は、環境への負担を懸念する声が多い一方で、消費者にとって重要な役割を果たしていることは見過ごせません。

 まず、生鮮食品の過剰な包装は、食品の鮮度や品質を保つために不可欠です。多くの生鮮食品は、空気や湿気、微生物による腐敗を防ぐために適切な包装が必要です。

 例えば、ラップや密封パックを使用することで、食品が酸化して味や栄養が劣化するのを防ぎ、消費期限を延ばすことができます。結果として、食品ロスの削減にもつながります。包装が不十分な場合、食品が早期に傷みやすくなり、多くの家庭で食べられる前に捨てられることが増えてしまうでしょう。

 また、消費者にとって利便性が高まる点も見逃せません。過剰包装によって、食品が個別に仕分けされ、購入後すぐに調理や消費ができる状態にあることは、忙しい現代社会では大きな利点です。特に、少量ずつ包装されている食品は、一人暮らしや少人数世帯にとって必要な量だけを購入できるため、無駄が少なくなります。さらに、衛生面においても重要な役割を果たしています。特に、現在のような感染症の拡大が懸念される時代には、食品が清潔で安全に保管され、他人の手に触れることなく消費者に届くことが強く求められます。過剰な包装は、こうした衛生面でのリスクを減少させる手段でもあります。

 さらに、包装技術の進歩により、環境への影響を抑えつつも、効果的な包装が可能になっています。リサイクル可能な素材や、生分解性のプラスチックなど、環境負荷の少ない包装材料が広く使われるようになっています。これにより、従来のプラスチック製品が抱える環境問題も、徐々に改善されつつあります。消費者が望むのは、完全に包装を取り除くことではなく、適切なバランスを保ちながら利便性や安全性を維持し、かつ環境に配慮した選択肢が提供されることです。

 最後に、食品の包装は物流や保管の効率化にも寄与しています。しっかりと包装された商品は、輸送中に傷むリスクが低く、遠方からの輸送にも耐えるため、広範囲の消費者に新鮮な状態で届けることができます。特に輸出入が多い現代の食料品市場では、適切な包装が欠かせません。

 以上のように、生鮮食品の過剰包装にはいくつかの利点があり、消費者の利便性、安全性、品質保持、そして環境とのバランスを保ちながら、適切に活用されるべきです。

 過剰包装には一定の利点がありますが、改善を求める声にも耳を傾け、持続可能な包装の未来を模索していくことが重要です。


中学生

塾長の感想

 長い間、過剰包装は問題視されているのは事実です。食品に関しては、物流上の利便性、安全性、そして、人が口にするという観点からも、衛生面が担保されることが必要です。そういうことを考慮しながら、改善していくことが肝要です。その辺りに着目し、色々なことを調べ、自分の考えをしっかり書いていることに感心しています。これだけの文章を書くには、相当、頑張らないといけないと思います。素晴らしいです。

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2024.11.12 自習室

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