数列とは「規則性を持った数の並び」です。その中でも、簡単な規則性を持ったものが等差・等比数列ということになるのね。等差数列は、同じものを足していくという規則、等比数列は、同じものをかけていくという規則になるわけだけど、和の話になると、どうも混乱してしまう人が多いようですね。そんなわけで、理系なら絶対に理解しておけなければならない数列、文系にとってはなかなかの高い壁になってしまう数列、これを説明して行くわけです。今回は、その基礎中の基礎の「等差・等比数列」についてのお話です。

　やっぱり、基礎・基本は大事です。「基礎って何なの？」って話をすると、それは簡単に言うと「物事に対する正しいアプローチの仕方です。」多くの場合で、それに従って行えば何とか対応できるものです。数学の場合は、公式を丸暗記しても、どうにもならないことがほとんどです。でも、その公式の意味すること、導き方、どういう場面でどう使うのか？これを知っておくことが基礎です。はっきり言って、数学の公式は、問題を解く上での「道具」です。道具の使い方、目的を知っておかないと、役に立たないのと一緒です。板を切るのに、釘を使う人がいますか？って話ですよ。それでは、どうぞ！

　正直、ここまでのお話なら、それほど難解ではないと思う。数列の難しさは、和と漸化式と帰納法で感じられるものだと思う。特に、漸化式、帰納法というのは、理屈を理解しておかないと、ちょっと捻られると、手も足も出ない状態になってしまう。その辺りの基礎の話は、近いうちにやりますからね。期待して下さい。

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