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まずは、先週の物理の解説から!
先週の問題 物理⑭(気体)
<問題>
図のように、真空中で鉛直に置かれたシリンダーの中に、断面積S、質量Mのなめらかに動くピストンがあり、ばねで吊り下げられている。シリンダー内は、理想気体が入っており、圧力P0、体積V0、温度T0でつり合っている。シリンダー内の温度をTに上昇すると、ばねは自然長になった。重量加速度をg、ばねの質量は無視できるものとし、以下の問いに答よ。 (1)理想気体が圧力P0、体積V0、温度T0のときの、ピストンにかかるばねの力を求めよ。 (2)温度Tでのシリンダー内の圧力を求めよ。 (3)理想気体の温度がT0のときのばねの伸びを求めよ。 |
<ヒント>
(1)ばねの弾性力をfとおいて、ピストンの運動方程式(つり合いの式)を立てる。
(2)ばねは自然長なのでf=0
(3)ボイル・シャルルの法則を使おう。
<解答>
余裕でしたね。ここ数回の物理は、易しかったですね。では、今週は、化学です。
今週の問題 化学⑭(芳香族化合物)
<問題>
化合物Aは、カルボン酸で、分子式はC8H8O2、化合物Bの分子式はC4H10Oであり、化合物Bをニクロム酸カリウムの希硫酸水溶液で酸化すると、化合物Cを得た。化合物Cは、銀鏡反応もフェーリング反応も示さなかった。又、化合物Aを硫酸で酸性にした過マンガン酸カリウムで酸化すると、ベンゼン環をもつ化合物Dが得られ、化合物Dを加熱すると、無水酸化物Eとなった。化合物AとBを縮合反応させると、化合物Fが得られた。化合物A,B,C,D,E,Fの構造式を記せ。 |
<ヒント>
化合物Bから出発して考えると、化合物Bは第2級アルコールであり、化合物Cはケトンであることはわかりますよね。そうなれば、化合物Bはアルコールです。一方、化合物Aから出発して、Aはベンゼンの二置換体で、酸化物のDが脱水して無水物Eになることから、オルト位であることがわかります。AとBが分かれば、Fはエステルですよね。
計算があるわけでもないので、簡単だと思います。ヒントなしで解いてほしい問題です。
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