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良いもの

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第11号 良いもの

良いものに触れるべき

 良いものには、数多く触れた方が良いと思う。ものの本質を理解するには、質の高いものを見たり、触れたりするべきだと思う。良いもの、質の高いものには、技術や時間が集約されている。仕事だろうが、機械だろうが、料理だろうが、スポーツだろうが、海や山の綺麗な自然だろうが、宇宙の星だろうがである。その技術の高さや自然の悠久な時の流れを感じるだけでも、財産になるし、自分もその技術レベルに達したいとか、時の流れを考えるだけで大きな進歩だ。只、自分が知識不足かつレベルが低くく、その技術の凄さや時の流れの中の奇跡に気付かないことがあるから、厄介だ。でも、そのときに気が付かなくても、後になって気付くこともある。だから、本人のレベルが低かろうが、知識がなかろうが、チャンスがあれば、質の高いもの、良いものを見た方が良い。そうすれば、良いものと悪いものの両方の存在を実感し、知ることができる。悪いものものも知らないと、良いものの価値がわからないのである。

食べものだって、良いもの(美味いもの)悪いものがある。

 例えば、美味しい食べ物を知らない。これは人生を豊かにすることを阻んでいる。美味しいものを知らなくても、生きてはいける。しかし、それが人生を不幸にしているとまでは言わないが、喜びの一つを見つけられないでいるのは事実だ。僕は、幼少の頃、イカの刺身を食べたとき、噛み切れなくて、泣きながら吐き出した。それがトラウマとなり、イカを苦手としていた。だから、スルメ以外のイカは、ほとんど口にしなかった。たまに、食べる時もあったが、やはりトラウマとイカの臭みで、どうしても二口目と箸を進めることに躊躇していた。ところが、確か3年前だと思うが、西伊豆に旅行に行き、そこで宿泊したホテルで、その日の朝に捕れたイカの刺身を食べてみたところ、触感も硬くなく、臭みも全くなく、臭みどころか、イカの甘みを感じ、美味いと思ったのだ。本当の美味しいイカを食べていなかったのだ。それと同時に、ダメな不味いイカの存在も知ったのだ。幼少のトラウマでイカは、硬くて、臭みのあるという思い込みのまま生きていれば、新鮮なイカの旨さに気付かず人生を過ごすことになったわけである。この話は、些細なことではあるが、人生なんて、些細なことの積み重ねである。数多くの素晴らしいものを見たり、触れたり、感じたりすること、できれば自分で作り出すことが、幸福の要素だと思う。

この世の中は、良い教材も、悪い教材も沢山ある。

悪い教材も役に立つ

 イカの刺身なんていう、馬鹿らしい話をしてしまったが、仕事や勉強も、絶対にできる人のやり方を見たり、聞いたりするのは大切なことだ。これは良いと思ったら、取り入れて真似をすべきだし、考え方や思考回路が違うなと思ったら、そういうものの見方もある、やり方もあると認め、自分の引き出しに知識として収納するだけでも、人間の幅が広がるはずである。仕事や自分が興味がある分野の具体的な知識論、技術論なら、自分から求めて吸収すべきである。今の時代は、YouTubeなどの動画サイト、SNS、ホームページの記事など、本人が求めようとすれば、その知識や技術の一端を見ることができる。しかし、本当に、自分のものにしたいのならば、できる人に教えを乞うのが良い。その人なりの解釈を聞き、それを自分で考え、実践に生かそうとするだけで、大きな進歩であり、進化である。そして、他人のダメな例を見ることも必要だ。何故ダメなのか、分析するのである。ここが原因で、それを直すにはこうすべきだと思うだけで、自分のパフォーマンスの注意点として生かせる。この世の中は、良いものも悪いものも沢山溢れている。実に有難いことに、勉強、学習するには、教材が沢山あるのだ。

高い技術が詰まったものには、未来の希望がある。

 話は急に変わるが、最近、EOS R6という一眼ミラーレスを購入した。まさに、技術の粋を集めたものだ。手振れ補正や連写速度、オートフォーカスの追従は驚愕だ。この技術は、自動車や電車や飛行機の自動運転や、防犯、医療にも活かされるだろうことは想像がつく。その他の細かい話は割愛させていただくが、実際、操作してみて、その性能の高さに感動した。高い技術が集約された車やパソコンやカメラなどの機械もできれば触れた方が良い。そこには人間の知恵、技術の向上とその必要性、未来の希望や方向性を見て取れる。数年まで夢物語だったものが、現実になっている驚きや凄さを感じるだけで、心が踊る。それだけで、幸せな気分になれる。

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