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カメラレンズの画角
画角とは、画面に写る範囲をカメラの位置から見た角度で表したものです。画角は焦点距離と撮像画面の大きさで決まり、焦点距離が同じなら画面サイズが大きいほど画角は広くなり、画面サイズが同じなら焦点距離が長いほど画角は狭くなります。一般的にはが45度前後のものを標準レンズ、それより広いものを広角レンズ、狭いものを望遠レンズと言います。フルサイズの撮像画面なら、焦点距離が50mmより短いレンズは広角レンズ、長いものは望遠レンズと考えてよいでしょう。中望遠とか、超広角とか、超望遠とか少しばかりややこしい言葉もありますが、実際に撮影したものを見れば分かると思います。
撮影カメラとレンズの紹介
授業動画の撮影で使っているカメラはEOS R6とEOS RP
Eos R6
Eos RP
今回、使用したレンズは6本📷✨
Samyang AF 14mm F2.8 RF(超広角)
Canon RF 35mm F1.8 Macro IS STM(広角)
Canon RF 50mm F1.8 IS STM(中望遠)
Canon RF 85mm F2.0 Macro IS STM(中望遠)
Canon RF 24-105mm F4.0 L IS USM(広角~望遠 ズームレンズ)
Canon RF 70-200mm F4 L IS USM(望遠 ズームレンズ)
画角を変えて同じ被写体を撮影比較
被写体までの距離は同一に保ち、絞りもF5.6と全て同じにして、ストロボ使用で撮影しました。被写体(ライオンのぬいぐるみのポーテム君🦁)とカメラの距離は約1mです。手持ち撮影なので、カメラと被写体の距離の誤差は数センチありますが、無視して考えて下さい。
まずは、単焦点レンズでの撮影。
単焦点レンズは、画角が固定されているレンズです。ズームレンズより軽くて安い傾向にありますが、中には、目玉が飛び出すほど高額なものもあります。画角が決められているからこそ、被写体をどう写すか?を考えるのが楽しいです。
14mm
Samyang AF 14mm F2.8 RF(超広角)
驚くほど、広範囲に撮影できます✨✨近くのものがより遠くに感じます。後ろの壁までの距離は、カメラから3m弱程度です。
35mm Canon RF 35mm F1.8 Macro IS STM(広角)
人間の視野👀より少し広めです。1m先に人がいると思うと、かなり広い視野だと感じるでしょう。
50mm Canon RF 50mm F1.8 IS STM(中望遠)
人間の視野👀に近いのが50mmと言われています。
85mm Canon RF 85mm F2.0 Macro IS STM(中望遠)
画面に入りきらなくなってきましたね😆
ズームレンズで撮影。
ズームレンズは、焦点距離を変化することが可能です。旅行など、多くのものを撮影するのに便利です。
24mm Canon RF 24-105mm F4.0 L IS USM(広角~望遠 ズームレンズ)
24mmはなかなか広範囲に撮影できます。
35mm Canon RF 24-105mm F4.0 L IS USM(広角~望遠 ズームレンズ)
後ろのものが24mmのときより、近くに感じますね。
50mm Canon RF 24-105mm F4.0 L IS USM(広角~望遠 ズームレンズ)
お顔がめいっぱい🦁🐸ですね。
70mm Canon RF 24-105mm F4.0 L IS USM(広角~望遠 ズームレンズ)
お顔が、少々はみ出しています。
85mm Canon RF 24-105mm F4.0 L IS USM(広角~望遠 ズームレンズ)
顔がでかい( ´艸`)😆😆
105mm Canon RF 24-105mm F4.0 L IS USM(広角~望遠 ズームレンズ)
普通は、こんな感じで写真は撮りません(笑)
70mm Canon RF 70-200mm F4.0 L IS USM(広角~望遠 ズームレンズ)
おっ、顔のアップがりりしいぞ✨✨
98mm Canon RF 70-200mm F4.0 L IS USM(広角~望遠 ズームレンズ)
これは、これで可愛らしい(⋈◍>◡<◍)。✧♡
129mm Canon RF 70-200mm F4.0 L IS USM(広角~望遠 ズームレンズ)
顔ではなく、お鼻がメインに🤭
200mm Canon RF 70-200mm F4.0 L IS USM(広角~望遠 ズームレンズ)
顔の一部しか写りません(笑)
画角により、同じものでも見え方が違う。
ものを見る視野が違うだけで、これだけ見え方が違うことが分かります。視野が狭いことは悪いことではありません。それだけ、ひとつのものを集中して見ることができるからです。でも、目に入る情報は限られます。同じように、視野が広いことも、良いことばかりではありません。勿論、色々なものが目に入りますので、情報量が多いことは良いことです。しかし、その情報が多過ぎて、結局、何を見ているのかがぼやけてしまうこともあります。肝心なのは、視野の広さを、自分でコントロールして、色々な視野で物事を見ることのできる思考を築くことだと思います。それは、カメラの撮影だけでなく、他の事にも言えることだと思います。
次回は、絞り(F値)について触れてみたい思います。