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まずは、前回の物理(力学の保存則)の解説からです。
先週の問題 物理㉑(力学の保存則)
<問題>
図のように、なめらかな斜面ABと水平面BCがなめらかにつながり、垂直な壁を持つ質量Mの台が水平な床の上で静止している。BC間の距離はlで、水平面BCからの高さがhである点Aから質量mの小球を斜面ABに初速度0で滑らせる。小球と台の壁とは垂直に衝突し、はね返り係数はeである。小球の運動は、図に表した紙面内でのみするものとし、重力加速度をg、台は固定されておらず、床と台の間に摩擦ははたらかないものとし、台は床から離れないものとする。又、速度は床に対するものとする。 (1)小球の速度の水平成分をv、台の速度Vとするとき、Vをvで表せ。 (2)小球が最初に台の壁に衝突する直前の小球の速度v1と台の速度V1を求めよ。 (3)小球が最初に台の壁に衝突する直後の小球の速度v’1と台の速度V’1を求めよ。 (4)1回目の衝突で失われた力学的エネルギーを求めよ。 (5)小球が最初に台の壁に衝突した後、小球が到達する最高点の高さを求めよ。 |
<ヒント>
(1)運動量保存則から求めます。
(2)(1)と力学的エネルギー保存則から求めます。
(3)はね返り係数と(1)の結果から。
(4)(2)と(3)を利用。
(5)(4)と力学的エネルギー保存則を利用。
<解答>
今週の問題 化学㉑(芳香族化合物)
<問題>
フェノール、安息香酸、トルエン、アニリンを含むエーテル混合溶液に対して、図のような操作をして各物質に分離した。 (1)エーテル層A~Dに存在する芳香族化合物の物質名と構造式を記せ。 (2)水層1~3に溶解した状態の芳香族化合物の構造式を記せ。 (3)サリチル酸、クレゾール、ナフタレンに対して、図と同じ操作をした場合、エーテル層A~Dのどれに分離されるか、それぞれ答よ。 |
<ヒント>
それぞれの物質が酸性か塩基性か中性かを考えましょう。又、酸性の場合、酸の強さ(炭酸より強いか弱いか)も考えてもらえば、分離はできるはずです。
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