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生徒作文⑧

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 ”Fall is the best season for art.” at Total Academyの開催のために、生徒達に自由題材で作文を書いて貰いました。多少、僕の方で手直したところはありますが、基本的には、あまりいじってません。小学生から高校生まで、各人良い味を出しています。 しばらくの間、生徒作文を掲載して行きます。今回は、その8回目です。

平等

 「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」皆さんはこの言葉を知っていますか。福沢諭吉の言葉ですが、この言葉で人類は皆平等という考えが広がりました。

現在、私たちはいろいろな場所で平等と言う言葉を耳にします。男女平等や色々な差別がなくなったりしています。昔の人々は過度な身分制度があったり、肌の色が違うだけで差別されてきました。しかし、多くの人々が動き、努力を重ね「平等」を勝ち取りました。そして現代、あくまで日本国内の話ですが、ほとんどの人が生まれた時点では、全くの平等ではありませんが、その格差は他国に比べれば少ない方だと思います。人によっては収入が違ったり、もっていない権利があったりします。しかし、それらは自分の能力や努力によって、埋められるチャンスは誰にもあります。確かに、不平等な面はありますが、機会の平等はある程度は保障されていると思います。行動による結果に対する対価や評価が、どんな場合でも同じに扱われるのは真の平等ではなく、誰にでも機会が均等にあり、自由に行動を選択できることが真の平等だと考えます。勿論、結果の平等を考慮しないと、社会は成立しません。機会の平等、結果の平等を考えたとき、今の時代、家庭の事情などがある人が国から支援をしてもらえることができるので、完璧ではありませんが、平等な社会であると言えるでしょう。

現代、私たちの周りでは「平等」という言葉がよくない使い方をされていることが見て取れます。例えば「パワハラ」という言葉です。身近な人から良く聞く体験談ですが、自分に非があり、それに対して怒られているのに、陰ではパワハラだと言い、反省が見られない人が多くいると言う話です。このようなことを見たことがあるでしょうか。そもそもパワハラとは、職場において行われる優越的な関係を背景とした言動であって、業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、労働者の就業環境が害されるものであります。しかし、自分にとって都合の悪いことを何でもかんでもパワハラと言って、不平等を訴える人もいます。

皆さんは「平等」という言葉についてどう思いますか。私は、生まれた環境や、それぞれ個人の努力量によってできる『差』は不平等では無いと思っています。本当の不平等は、人それぞれが、努力をしても報われる権利をもらえない事だと思います。我々の住む日本は、過去の歴史や、つらい経験から国民一人一人に平等を与える国となり、それが今日の発展につながってきています。そんな重みのある『平等』を自分勝手な解釈で捻じ曲げる様な考えにはならないよう、私は意識していきたいと思います。


中学生

新型コロナウイルスについて

 僕はコロナウイルスが好きではありません。何故かと言うとコロナウイルスのせいで色々な行事などが延期・中止になってしまったからです。新型コロナウイルスが流行り始めたのは一昨年の12月頃からです。小学6年生の卒業式を控えた時に流行ったため、卒業式が小規模なものになってしまいました。そして、中学1年生になる前に、群馬県にもコロナウイルスに感染した人が出てしまい、入学式が延長してしまいました。そして、ようやく入学できたのが6月・・・

 入学してからが地獄の日々でした。マスクの着用・アルコール消毒・手洗い・・・となってしまったため、せっかく新しく友達が出来たりしたものの、2m以上離れなければいけなく、あまり友達とは喋れませんでした。その上、運動会や合唱コンクール・旅行といったイベントが中止になってしまいました。運動会だけはどうにか開催されましたが、学年ごととなってしまったため、本格的な運動会は出来ませんでした。

 そして中学2年生になった時にはコロナ感染者の人数も少し増えて、より一層コロナ対策をしなければ行けなくなってしまいました。それから、少ししたらコロナも少しずつ落ち着き、友達とももっと近くで接触出来るようになりました。ですが、またコロナ感染者数が大きく増えてしまい、富岡市も緊急事態宣言が発令されてしまいました。また一層、対策をしなければ行けなくなってしまいました。他の県でも沢山増え始めて東京では毎日過去最多を越す毎日で、いつか自分も感染してしまうのではないかという恐怖がありました。ですが、その不安もすぐに過ぎ去り、最近ではコロナの人数も減り、群馬県も1桁代になりました。東京もガクッと下がり、緊急事態も終わり、緊急度も下がりました。

 そして、中2の運動会も学年ごととなってしまい合唱コンクールも中止。ですが、旅行だけは実施されるとこになりました。これを聞いた時、自分はとても喜びました。去年から楽しみにしていた旅行があると言うことは、どれだけ嬉しいことか。コロナがなければ旅行や合唱コンクールなどは当たり前なことが、コロナのせいでこんなにも喜ぶことになるとコロナが流行る前の自分は思ってもいませんでした。

 これからも感染症対策をしっかりとしてコロナをなくしたいと自分は思いました。

中学生

次回も、生徒作文です。

お楽しみに。

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