生徒作文②

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駅伝部の活動で経験したこと

 私は今年の夏、学校で富岡甘楽駅伝競争大会の選抜メンバーに選ばれました。去年は、駅伝部で活動していた私は大会で走ることはできず、補員でした。「次こそは、選手になって走りたい」と思った去年の大会のことを思いだし、今年もまた、駅伝部の練習に参加しました。はじめての練習の日は、集まったメンバーたちと、組織決めをしました。女子駅伝部には三年生が所属していないため、二年生が部長をすることになりました。部長を積極的に「やります」と言う人は出てきませんでした。私は、皆をまとめることや、部の中心になる役割はしたことがなかったので、あまり自信はなかったのですが、部長をすることにしました。

 そして夏休みから駅伝大会に向けて練習が始まりました。去年から変わらない練習の流れやアップは、私が一番わかっていました。なので、アドバイスをしたり、先頭に立ってみんなを引っ張っていきました。みんなもついてきてくれて嬉しかったです。そうやって楽しく練習をしてきましたが、残念なことが起こりました。それは、怪我をしたことです。左ふくらはぎの肉離れと、両足のシンスプリント。これらは活動を休まないと治らないと言われました。大会の一週間前になっての怪我なので「私のチャンスはここで終わったな」と思いました。

 大会に出られるメンバーが発表されたとき、私はとても納得しました。そこに私の名前はなく、補員の枠に名前がありました。去年の悔しさを、今年もまた感じました。そして、選手の五人中、二人が一年生だということに焦りを感じました。

 私はまだ大会に出ることを諦めていません。来年こそは絶対に大会に出て、走りたいです。去年や今年と同じ思いはしたくありません。来年も駅伝部に入って、一生懸命練習をしたいです。

塾長の感想

 自分の体験を題材にして、その心情が読み手も実感できる描写になっていると思います。状況や環境の説明も整然として分かりやすいです。昨年は、レギュラーメンバーに実力が届かず、今年は部長という立場でレギュラーメンバーになれる実力もあったのに、怪我で走れなくなった悔しさは、文章からも分かります。来年は、怪我に気を付けて、その実力を発揮して、レギュラー、いやエースとして大活躍して下さい。

会場写真

2022.11.7撮影

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