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熱力学②
熱力学の続きです。ボイル・シャルルの法則と理想気体の状態方程式です。
手書きの説明
ボイル・シャルルの法則、理想気体の状態方程式ですが、圧力が上がれば、気体は圧縮され体積が小さくなり、温度が上がれば、気体分子の運動エネルギーが大きくなるので気体の占める体積が大きくなるのは、想像できると思います。それを実験から得たのがボイル・シャルルの法則です。そのことと、「同温、同圧、同体積の気体は、気体の種類に関係なく、同じ数の分子が存在する。」というアボガドロの法則を合わせたのが、理想気体の状態方程式だと思って下さい。しかし、実際の気体分子は、分子自身の体積があり、相互作用もするので、完全にボイル・シャルルの法則を満たすわけではありません。気体分子自身の体積は、気体の占める体積に比べれば無視できるほど小さく、相互作用も分子間の平均距離が離れている、又、分子が動き回っていることからないものとして、実在気体も近似的に当てはめているわけです。大学に行くと、実在気体の状態方程式というのも習いますよ。
次回は熱力学です。
次回も熱力学の続きです。気体の内部エネルギーについてです。では、お楽しみに。
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