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落体運動③
今回も実際に落体運動の問題を解いて、説明します。前回は、鉛直方向しか考えない問題でしたが、今回は、水平方向も考えます。鉛直方向は、等加速度直線運動。水平成分は、等速直線運動であることを理解しておけば、ほとんどの落体問題に対応できるはずです。
<例題>
点Oから水平距離lのところに垂直な真っ直ぐな壁がある。A点はO点と同じ高さの壁面上にある。重力加速度をgとして、以下の問いに答よ。
(1)O点よりA点の方向へ水平投射した小球が壁のB点に当たった。AB=sとし、小球の初速度を求めよ。
(2)(1)の初速度で、水平方向となす角Θで斜方投射を行う。このとき、壁のA点に当たるときのΘが満たす条件を求めよ。
手書きの解答
落体運動は、水平成分、鉛直成分に分けて考えればOKです。この成分毎に考える行為は、とても重要です。直交座標をとり、正負を決め、成分毎に分解して考えることができれば、物理はどの分野も何とかなる可能性が高くなります。次回は、三角関数の積分について、知っておいて欲しいことを話します。
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